♦︎ Black Eye ♦︎ に魅せられて・・しろうさぎ🐰の 危険なHoney Trap『決戦前のふたり』 

2018, 02. 25 (Sun) 00:00






♦︎ Black Eye ♦︎ に魅せられて・・しろうさぎ🐰の 危険なHoney Trap『決戦前のふたり』








バタンっ。

「これで全部よね」
「はい。送ってくださってありがとうございます、コーディオンニ」
ウィンカーが点滅する車の横に大きなキャリーケースとカメラ機材が入ったハードケース。
その隣でミニョが深々と頭を下げた。
「気にしないで、ミニョちゃんと私の仲じゃない」
「でも忙しいのに…」
「あいつがこれればよかったのだけど今大邱にいて。ごめんね、シヌじゃなくて」
「いえ、そんなこと…」
「それに…久しぶりに私がミニョちゃんに会いたかったの」
照れたように笑う顔に、
「ふふっ、性悪だって言われそうだけど。これ、いいでしょ~!って見せつけちゃお!」
スマホの画面をニヤニヤ見つめ、愉しそうなコーディがしみじみとミニョを眺めたかと思うと微笑んだ。
「うん。かわかっこいい…」
「?」
顔の両横で緩く三つ編みをし、ファー付きのジャケットとジーンズにムートンブーツを履いたミニョが立っている。


「懐かしいな、初めてあったときのミニョちゃん、初々しくて可愛いかった。
あれから何年も経つけどミニョちゃんは…あの頃と全然変わってない。
けど、なんだろ?今は…凛としてその澄んだ目に自信が溢れてる。いいカメラマン、ううん、素敵な女性になった」
突然そう言われ、恥ずかしさのあまりミニョは俯いた。



「いけない。おしゃべりしてて忘れるとこだった」
後部座席から取り出したのは一つの手提げ袋と紙袋が二つ。
「はい、こっちはハルモニから。
あなたが旅立つとき頼んでいったものと、今晩の食事とそれと伝言。
『お疲れさま、ミニョちゃん。ハムミニョちゃんはもう一日預かるからゆっくりなさいって』」
「ハルモニ…?」
「あなたを迎えに行くっていったら頼まれたの。
言われた通りにしたけれど、うまくできてるかしら?って気を揉んでた。それと、はい」
渡された一つの紙袋を不思議そうに受け取ったミニョ。
「あなたのことだから、チョコやリキュール、バッチリ用意してるだろうけど。
お節介だろうけどいろいろ入れてきた、それとお菓子作りが上手な子に幾つかレシピを教えてもらったの、よかったら使って。
男性には内緒だけど、簡単に、美味しく豪華に作れるって折紙つきよ!
あとは【愛情】というラブ・エッセンスをちょっぴり加えれば大丈夫って言ってたわ!」
「オンニ~ありがとう」
うるうるしだす漆黒の瞳に、
「あ~~~もう。大したことじゃないから!ぇ...っとそれから…これ」


渡された紙袋より少し大き目で渋目のデザインが描かれ、シルバーのリボンが小粋に結ばれてる。
「なんですか?」
「ん..例の、アイツの.......。家に届いてたから」
「ぁ、あれ!」
「.....ミニョちゃん..が、渡してあげて」
「どうしてですか?」
目を真ん丸にして見つめるミニョの視線に、泳いだ目。
「顔合わすと....いっつも些細なことで言い合いになっちゃっうし」
「いいじゃないですか、しかめっ面してますけど意外と楽しそうです、ジュノオッパ」
「いけすかない奴だってまた.....」
「いちいちオッパの言うこと気にしないでください」
「でも仕事いつ終わるかわからないし…」
「大丈夫、きっと開けてますよ」
「?」
「翌日休みなんです」
「あ、定休日…」
「はい、なのできっと…用意して待ってます」
「?」
「知りませんでした?普段はお酒なんて置いてないんです。
オンニは忙しいかただから来れないときもあるのもわかってます。
それでもオッパ、休みの前日は…ふふっ、バレバレなのに…。
くるかもしれないってこっそり…用意してるんです。
無愛想で憎まれ口ばっかり叩くオッパだけど、オンニと飲んでるときは傍からみてても楽しそう」
「だって…バレンタインなのよ」
「だからこそ余計にです。オッパの好きなそれを持っていってあげてください、絶対喜びます」
「ぁ..日本酒、のほう?」
「違いますよ、オンニ!本当にそう思ってます?それなら余計に!自分で確かめてください。
手のかかるオッパで申しわけないんですけど…」
余裕の笑みを浮かべにっこり笑うミニョにたじろぎ彷徨う視線。
「し、しかたないわね。ミニョちゃんはそれどころじゃないだろうし。お、置きにいくだけなら…」
逃げるように車に乗り込もうとするのに
「ダメですよ、ちゃんと一緒に飲んであげてください」
「む、むむりよ」
「オンニ!ぁ、ちょっと待っててください、オンニにお土産…おいしいアイスワインとメープルシロップ見つけて…」
引き留めるミニョにほっとしたように吐息をつく。
「ん--じゃ、今度招待して?」
「え?」
「ミニョちゃんち」
「うちに?えぇ、喜んで!大歓迎です」
「よかった。そのときアイスワインと、そうねぁ---メ-プルシロップがかかった特製パンケーキごちそうして」
「どうしてパンケーキのこと?」
「ん---いつだったかな~、幸せそうにニヤついてる誰かさんに無理やり聞き出したの。
絶妙にうまかったって!甘党じゃないアイツの胃袋がっちり掴んでるってすごいわ、ミニョちゃん。
だから楽しみにしてる、約束よ」
「はい、オンニ」
「と、もう一つ約束して。
シヌは明後日の夜じゃなきゃ帰ってこれない。
だから焦らなくても大丈夫。
三日間大変だったでしょ、ゆっくり今日は休みなさい。いい?わかった?」
「でも、オンニ…」
「でもじゃない。スウィーツは慌てず心を込めて作るから甘~くおいしくできる。
お料理の上手なミニョちゃんならよ~くわかるでしょ。
シヌに『美味しい』って言ってもらいたいなら、今日はなにもせずからだを休めること。わかった?」
ようやく頷いたミニョが笑みを零した。
「OK。じゃ、私 帰るね。明後日、頑張って!」
「オンニも!」
ぇ?
「応援してます、オンニ!」
「な、なにを、大人をからかうもんじゃ…」
「オンニとの女子会、楽しみにしてます」
「ま....ったく、もう」
くすくすと笑うミニョにとうとうコーディもつられて笑いだす。
「もう---かなわないなぁ、あなたには」

















*途中、コーディがスマホを手に言っていた言葉。
【性悪だって言われそうだけど、これ、いいでしょ~!って見せつけちゃお!】
性悪⇒誰がいうのか?(*` 艸 ´)
見せつける⇒誰に?((´∀`*))ヶラヶラ
それは…ひとりしかいないんですけど(笑)
コーディーが誰かさんに見せつけたかったものは!!





カメラマンミニョ
*あまりにもここのミニョっぽくてお借りしてきました。


長い撮影旅行から帰ってきた、女性カメラマン。
可愛いコ・ミニョの写真(笑)
さぁて、これを見せつけられ、歯ぎしり?雄たけび?無駄にうろうろする誰かさん、想像できます?
ようやく次回、彼が登場します、応援してね!!
ん?どっちを?🐰?🐺?(笑)











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元気になりました! 

2018, 02. 24 (Sat) 18:00





こんばんは。


お久しぶりです。
先日、無事に自宅に戻ってきました。
今はまぁ…自宅で社会復帰に向けごろごろ、いえいえリハビリ中です(´∀`*)
2週間ぶりの仕事復帰、頑張らねば!!
労りのお言葉をたくさんいただいて、皆さま感謝しております。
ありがとうございました。
元気が取り柄の私なんですがインフルエンザにはね~。
いえ、やはり若い頃とは違う…とつくづく実感しましたよ。
無理は禁物!
これからは肝に銘じて、日々を送ろうと(笑)



と、いうことで。
例のバレンタインデーのお話ですが、だいたい出来上がっているのですがぼけぼけの頭なので、ごめんなさい。
短くなっちゃいますが、リハビリを兼ねてわけて更新いたします。

よろしければ最後までお楽しみいただければと思います。











*拍手コメントのお礼*



*ば〇〇り さま

いつもコメントありがとうございます。

ご心配をおかけしました。
もうすっかり元気になりましたよ~。
からだはもう大丈夫なんですが、頭の方が…。
しばらくぼ~っと過ごしてきたせいか、思考が追いついていかずはたまた困ったものです。
仕事に行くまでなんとかせねば!!

>ガールズトーク最高?頼れる姐御って感じでいいです❗️
>リキュールから作るなんて...最高の彼女じゃないですか。心して受け取って貰わねば。
>お話のタイトルからすると....このあと何が起こって行くの❓❓って感じです(笑)
ミニョとコーディの掛け合いを書くのは楽しいものです。
日本にいるときは気を許せる友達は少なかったはず。
コーディのような頼れる女性はミニョにとっては本当に心の拠り所かと思います。
打ち解けて、コーディのことも少しずつわかってきたミニョ、これからはあのジュノオッパの為にも!(笑)
コーヒーリキュール…大好きなシヌの為ですから。
頑張って作ろうと思ったミニョでしょうが、どうしても行ってみたいお仕事ができたみたいで悩める乙女です。
さて当日はどうなることやら??私も今から楽しみ( ̄ー ̄)ニヤリ

>仕事に追われる毎日で気が紛れているのか、落ち込む事も無ければ浮上する事もなくWOWOWの放送もボォっと見てました。
WOWOWの放送…ご覧になったのですね。
私は残念ながら…。DVDが出る日を心待ちしてます。
あのLIVEがあったのが数か月前、すごく楽しい時間だったことをまだ覚えていて、あのときはこんな日がくるとは思ってもいませんでしたが。

>CNBLUEのヨンファではなく、ひとりの韓国人男性のヨンファさんが元気に帰って来るのを待つだけ✨と。
成人した韓国人男性が一度は経験し過ごす時間。
兵役に就いてしまえば、一般人も芸能人もない。
皆同じ境遇で、仲間として支え合って義務につくのでしょうから。
無事に一人の男性として、心身ともに元気で笑顔で戻ってきてくれることを心から望みます。










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残念なおしらせです。 

2018, 02. 17 (Sat) 17:21





おしらせになります。


実はわたし…

前回のお話を更新したころから体調を崩しまして。
インフルエンザになってしまいました。
勤務先で猛威になってまして。
「あちゃ~うつっちゃたよ…」になり。
先生の言いつけを守って、安静を保ち水分補給や栄養補給を心がけて…たにも関わらず。
熱は上がったり下がったりを繰り返し、徐々に別の症状も出始めて。

やっぱりおかしい…。
もう一度病院へ行って、再度症状を話したところ。
レントゲンを撮られ、血液検査もさせられ…。

看護師さんの「先生の診察です」に節々痛むからだをおし椅子に座ったところ。
「ちょうどラッキーなことに…」

え?

「数日、ちょっとゆっくりしてきましょう」

『は?どういうこと?』
呆けたであろう私に、
「だいじょうぶ、まんがいちのためです」

「なにが?」

「ちょっとうっすらと…ね、自宅で安静にでもいいんですが。
とっとと治しちゃったほうがいいでしょう」

「それって、まさか…」

「そのまさかです。手続きは今ご説明を…」

「待ってください。なんにも用意…」

「あ、ここはなんでも揃ってるから。
大丈夫、そのままでじゅんぶんですよ
身内に連絡だけ願います」

慌てる私に安心させようと微笑む先生。



う、うそ-------!!(;゜0゜)



ということで。
しばし、まさかの入院となりました。




と、いうことですみません。
【後編】の更新がちょっと…遅れそうで。
『先生、今数日と言いましたよね?嘘はつかないでくださいね』
内心ぶつぶつと呟きながら病室へ。゚(゚´Д`゚)゚。。


まずは家に早く帰れるように…。
オリンピックで盛り上がっている世の中ですが、なんにもみていず。




みなさん、注意はなさっているかと思いますが。
私のようにならないように。
おからだきをつけて~~~!!



元気になったらまた浮上します。
ごめんなさい。




(スマホでようやくここまでピコピコ打ったので誤字脱字あったらごめんなさい。)





♦︎ Black Eye ♦︎ に魅せられて・・しろうさぎ🐰の 危険なHoney Trap『ミッション決行前』 

2018, 02. 14 (Wed) 00:00









こんばんは。
久しぶりの浮上です。
日々は過ぎていくのですが、気持ちが上がったり下がったりと切り替えができずに今日に至っちゃいました。


昨年の彼のソロツアーのときに書いたお話がありましたが、今回のお話はそのときにぽかりと浮かんでできたものです。
ただバレンタインダーに絡めたお話だったので、時期が来たら…そう思って途中まで書き散らし放置してました。
1月からの諸々のことで、今ここで出してもいいものか悩みましたが。
そうなると来年?かぁ。
気持ちがなかなか落ち着かず、いつまでここをやっていけるか今は模索中で。
なので当初の予定通りにそのまま更新することにしました。
もしも読んでいただけるのであれば、どうかおつき合いください。












♦︎ Black Eye ♦︎ に魅せられて・・しろうさぎ🐰の 危険なHoney Trap『ミッション決行前』










待ち合わせてたカフェのドアを開けた途端、ざわめきが包み込む。
数秒ほど彷徨った視線が目当ての人物を見つけると、笑みを浮かべその人へ向かって歩き出した。



「おまたせ!」

僅かに遅れて向けられた視線、その顔に笑みが浮かんだ瞬間。
「ここ、気をつけて」
いたっ。
むぎゅっと押しつけられた人差し指、目を真ん丸にし眉間の指を見つめる顔に愉しそうに笑ったのは。
「ひさしぶり、ミニョちゃん」
「…オンニ」




「ふ--ん。で?こ~んな思いつめた顔してたってこと?」
「そ、そ、そんな風には…」
「してたわよ、こうやって…」
鬱屈した表情を真似ると慌てふためくミニョにくすりと笑う。
「冗談よ。ん---そうね、好んでは食べないわね」
「やっぱり…」
肩を落とすミニョに、
「勘違いしないで。口にしないって言うんじゃないの、ときどきつまんだりはする」
「でもそれは…」
「なにいってんの!贈り主はミニョちゃん、食べないわけないじゃない?
ん---なんだったらお酒とかは?あんまり飲まなくなったけれど、シヌ結構飲める口だし」
「じゃ、どんなのを好んで?」
目を輝かせ前のめりになって尋ねたミニョをしばし眺めるも呟く。
「でもそうなるとちょっと…難しいわね」
は?
「ミニョちゃんてお酒弱いでしょ」
「私のことは…」
「ううん、ミニョちゃんからならシヌは一緒に楽しみたいはず。
となるとやっぱりスウィーツよね~。あまり甘くなくてビターなものなら大丈夫よ!」
ようやくミニョが顔を綻ばせた。



・・・・・・



「う---ん。今度はそっちの問題か」
「すみません…」
「ね、やっぱり今回は諦めて市販のものにしたら?」
「ダメです!初めてなのに…
「そうね~。でも驚き、ミニョちゃんが一度もないなんて」
「アッパはお酒のほうが好きで甘いものは…ミナムオッパも甘いのより美味しいおかずがいいっていう口で。
バレンタインデーってよくわからなくて…」
「ううん、私が言ってるのは男の子に今までチョコをあげたことがないってこと」
途端に曇った顔。
「わたし友達はあんまり…ましてや男の子なんて…」
「変な詮索しちゃった、ごめんね。で、初めて贈る相手がシヌ?」
おずおずと頷く顔ににやりと笑う顔。
「ミニョちゃん、それってとっても重要なことだから一緒にプレゼントしてあげて。と~ってもシヌ喜ぶだろうから」
訳がわからずぽかんとする顔に愉しそうに笑う顔。


「状況は理解した。
来週からあなたは撮影旅行にでかける。
順調にいけば帰ってくるのはバレンタインデーの5日前。
初めてのバレンタインデーだからシヌには手作りのものを贈りたい。
だから今出来ることがあったら準備を、そういうことでしょ」
頷いた顔が「シヌオッパ言ってたんです。Xmasは一緒に過ごせなかった、でも2月14日は夜になっちゃうけど大丈夫、逢えるからねって。最初言ってる意味がよくわかんなくてハルモニに尋ねたら…笑われちゃって。
1年に1度しかないメインイベント、頑張ってねって」
「ふふ。そうね~そういえば確かマ室長と…絶対この日は譲れないって頑張ってたもんな。
でもよくそんなに長い間いいって言ったわね、シヌ」
「?ロケのことですか?お世話になった先生のお誘いで。
幸運が訪れたらその感動は永遠に続く、観る価値あるぞって言われて。
昔アッパも同じようなことを…すごく綺麗だったって。
だからどうしてもみてみたくて、思わず『行きます!』ってお返事を…」
「うん、気にしないで。
素敵なものが撮れるというならそこへ行く、ミニョちゃんの選んだお仕事だもの、あたりまえ。
私がどうのこうの言うことじゃ…」
「でもオッパが一つだけ聞きたいって…」
「シヌが?」
「あいつはくるのかって?」
「は?あいつ?って、誰?ぁ…まさかその先生、息子さんがあのルーク・ラッセン?」
「はい。ルークさんはスタイリストです。そんなとこには来ませんって言ったら…」
ぷっ、くくくくくっ…。
「だったらいいって?…ったく、もうシヌったら。意外にお子ちゃまね?
ふふふ...でもね~もしもそのルークさんがいたら。
シヌ仕事どころじゃなくて無理やりやりくりして追っかけてくわ」
「コーディさん?」

「あ、ごめん。話ずれちゃったわね。
そうだ、チョコレート。ね、お酒、リキュール入りってのは?
それならいろんな種類のが作れるだろうし、コーヒーリキュールを使えばシヌが好きな…ね。そんなに難しくないはずよ」
ミニョの顔が輝く。
「そうですね。オンニ、教えてくれてありがとうございます。あのそれってたくさん作れますか?」
「たくさんって?ミニョちゃん?」
「ささやかですがいつもお世話になってるお店のお客様にもプレゼントしたいんです。
ジュノオッパは別なのにしようって思ってるけど…」
「別なの?」怪訝な表情を浮かべる。
「はい、ジュノオッパって変なこだわりがあるというか、結構な頑固者で。
コーヒー以外のチョコや甘いスウィーツ絶対に口にしないんです。
オッパには、アッパが毎年贈ってたという日本のおさ…け…」
「そ、それって?どんなの?」
ぐぐっと顔を近づけたコーディに驚き、
「に、日本酒です。どこかの酒蔵でしか造られない限定品でなかなか手に入らないものらしくて、以前一緒にお仕事をしたスタッフさんのつてで…」
「日本酒…。ね、私にも教えてくれない?」
不思議そうなミニョに、
「ほ、ほら、いつも無理言ってコーヒーとかホットサンドとかあいつらに届けてもらってるし。お、お礼よ。
ジェルミに言ったら大好きな極甘なお菓子とか贈りそうだし、といってテギョンなら素っ気なくミネラルウォーターをど~んと贈るだけだろうし、シヌはあなたのことで頭がいっぱいでそれどころじゃないだろうし。
と、なったら彼らの代わりって私しかいないじゃん。
それに…もしもあいつが飲めなくってもつきあってあげるってこともできるし…なによりもそのおいしい日本酒ってのに興味…」
まくしたてるように話すコーディに、唖然としてたミニョがぷぷっとふきだしたかと思うとくすくす笑いだす。
「な、なによ。ミニョちゃん!」
「コーディオンニ!ジュノオッパのこと、すご~く気にかけてくださってありがとうございます」


ばしっ!!
いったぁ--


「な、なに言って…」真っ赤になったコーディがミニョの肩をおもいっきり叩いたのだ。
「はぁ--よかった。そこのお酒、シリーズものがあるらしくて…ひとりじゃとても無理なんでどうしようかなって思ってたんです。
オンニが一緒なら…ありがとうございます、助かります」
含み笑いを浮かべるミニョに、なぜか焦りまくるコーディ。
「き、気にしないで、そ、そんなこと。困ったときはお、おたがい様よ」
そわそわと落ち着かない様子のコーディに、ミニョがこう言った。
「オンニってかわいいですね!!」
どうしていいかわからず口に運んだコーヒーを今度はぶぶっと吹き出し目を白黒させる。
「ミニョちゃんっ!!」
うふふふ……
ツボにはまったミニョがそれからしばらく笑い続けているのを、コーディは途方に暮れて眺めてるしかなかった。








「オッパ~~」
「ぁ--わからん」
「そんなこと言わないで、おねがい…」
子犬のように後を尾いてまわるミニョに痺れを切らしジュノが睨みつける。
それに屈することなく、お願いポーズで懇願するミニョに店の客が助け舟を出した。

「ミニョちゃんがお願いって頼んでるんだ、わかることなら教えてやればいいだろ?」
「は?俺の専門外だ。知らん」
「いったい何が知りたいのさ?ミニョちゃん」
「コーヒーリキュールをつくりたいです。なのでそれにあうコーヒー豆を…」
「コーヒー?ジュノ、おまえの専門だろうが?」
「俺は飲むほうの専門、こいつが知りたいのは酒のほうだぞ」
「分量はわかってるの。ただ…豆によって香りやコクって違うだろうから」
「そりゃ、そうだろ」当たり前だと言わんばかりに呟く。
「で、ミニョちゃんが知りたいのは?」
「コーヒーの香りが強めでリキュールに溶け込みやすいものと、あんまり酸味がなくてまろやかさがあるのを知りたいんです」
じと---っと注がれる視線に尚も無視を決め込む。
にやにやと笑う輩たち。
「なぁ、もしもそういうコーヒーを飲みたいってお客が言ったら…お前ならなにを選ぶ?」
苦々しい顔のジュノが、諦めたのかふぅ---と息をはきぼそりと呟いた。
「強めに焙煎した方が香りがうつりやすいからエクアドルのグレートマウンテン。
酸味が少なくまろやかな甘みを出したいならコロンビアのエメラルドマウンテン。
いいか、あくまでもコーヒーとして飲むのなら、だ」
漆黒の澄んだ目を輝かせ嬉しそうに笑う顔がこくこく頷くのにため息をつく。

「さすがはジュノ!」
「即答できるなんて、ダテにコーヒーショップ屋やってない!」
「うるせ--おまえら!」
「皆さん、ありがとうございます」
「なんの、なんの。これくらいのこと」
「で、ミニョちゃん、いったいそのコーヒーリキュールとやらなんの為に作るのさ?」
途端、頬を染めたミニョ。
「あ、あのバレンタインダー…に、ちょっと」

ひゅぅ~~。。
「あ~~なるほど。彼に、ね」
「ミニョちゃんの手作りだなんていいな---」
「うまいんだろうな~」
「誰か俺たちにも作ってくれないかな」
うだうだと愚痴を繰り返す男たち。

「…よけしければなんですが」
「いくら彼氏だからって」
「ずるいよなぁ」
「シヌンさんだけがひとり占めだなんて…」

「なので皆さんにも……」
「そりゃくれるっていうならこの際…」
「あぁ、板チョコでもなんでも」
「うまくできるか…」
「っって!今ミニョちゃん、なんて言った??」

「初めて挑戦するんですけど…受け取ってもらえるなら皆さんにも…」
「わぉ-----!!」
「受け取る、受け取る、なにがなんでも受け取る!」
「約束だからね!」

「でも味はほしょう……」
「そんなの関係ない」
「ひゃっほう----!!」
「ぜ~ったいだよ!」
「……はい」
耳まで真っ赤にさせ照れまくるミニョの横で大喜びのメンバー。
ひとり、瞳の底に深い憂いの光を帯びて見つめてるジュノがいた。









それから数週間が過ぎて。







ガヤガヤと賑わうスタジオ内。
大勢のスタッフ達が撮影準備に忙しそうに右往左往している。

「やめなさいよ…」
囁く声など聞こえないのか、スマホをなんどもタップしては眺め、テーブルに放り投げては拾い上げる。
いらいらと時計を睨みつけ、足を組み直してはため息と舌打ちを繰り返す。

「シヌ…シヌ……」

「シヌ、いい加減になさい!」

強い口調で呼ばれ、ようやく気づいた顔が横を向いた。
睨む視線に素知らぬふりでついっと視線を外すとまたスマホをいじりだす。
それを取り上げようと手が伸びてきて「おいっ、なにをする!!」

「撮影に集中して!今日のあなたおかしいわ!」
「コーディ…」
「みんな、あなたの顔色伺ってる。そんなにピリピリしてちゃいい写真なんて撮れるわけないじゃない」
非難の声に、そっとまわりを見渡すと、遠巻きに向けられてた視線が慌ててそっぽを向いた。
「.......悪い」
「どうしたの?」
「なんでもない」
無言だったコーディがそっと囁く。
「そんなに恋しい?」
「んあ?」
「ミニョちゃん…」
一瞬、大きく目を見開くも平静を装おうとするのに、
「ごまかしてもダメ。バレてるんだから…」
「?」
「んふふ。今日帰国よね?」
「どうして…」
「ミニョちゃんと私、熱い信頼関係で結ばれてるの」
苛立ちを隠し、またスマホへ視線を向ける。
「お仕事とはいえ、一ヶ月以上もよ~く我慢した、えらい、えらい」
「おい!…そうじゃない」
「じゃなによ?」
コーディの強い視線に諦めたのか、吐息を落とす。
「昨日連絡がきたんだ、時間通りに飛びそうだって」
「それが?」
「朝には…もうとっくに空港に着いてていい筈だ」
「なにかあったのかしら?」




と、その瞬間。
呼び出し音が鳴り始める。
スマホを掴んだシヌがあっという間に、スタジオから消えた。





「シヌ、今度はこっちに着替えて」
何事もなかったように戻ってきたシヌに上着を差しだす。
着替えるシヌの後ろに立って服の寄れをなくすように手を動かしながら、そぅっと囁いた。
「ね、ミニョちゃんだったんでしょ、どうだったの?」
有無を言わせない視線にため息をつく。
「中継で寄った空港でアクシデントがあったらしい。天候と飛行機の手配の関係でこっちに着くのは早くても…」
「早くても?」
「3日後だそうだ」
「どうしてそんなに!ね、韓国に帰国するのってミニョちゃんひとりなんでしょ?大丈夫なの?」」
驚きを隠せないコーディに、
「あぁ。事故じゃない、迅速に対応してくれてる、大丈夫だって言ってた」
「あぁ、よかった」安堵するコーディにぽつりと呟く。
「ただ心配してて…今にも泣きそうだった」
ぇ...
「バカだな、気にしないのに…」
「シヌ?」
「間に合わないかもしれないって」
驚く顔に、
「初めてなのにって、そればっかり繰り返して。無事に帰ってきてくれればそれでいいのに」
きゅっと口を結ぶ顔には愁いが漂う。
「でも…それがミニョちゃん、でしょ?」
「コーディ...」
「どんなときも一生懸命。それがミニョちゃん、あなたが選んだ女性(ひと)だもの」
悪戯な笑みを浮かべるコーディに、ふっと表情を緩ませる。
「そうだな、元気だってわかったし…俺も仕事に集中しなきゃな」

普段と同じような冷静な表情に戻ってセットを見つめる茶褐色の瞳。
撮影開始の声がスタッフからかかり歩き出そうとしたシヌにコーディが声をかけた。


「ね、それで?あなたはなんて答えたの?」

ん?
柔らかな表情に悪戯な色が浮かんだ目。
「ごはん、ちゃんと食べろよって。そう言った」


見つめあった目。
にやっと笑ったほうが。

バシッ!!!


痛ってぇ-----。






「くぁ------!!キッザ---!」
「おいっ」
「ミニョちゃんのことだから待ってる…とか言ったら余計悲しむだろうから。
あ----ほんと、あんたっていやらしいヤツ!!」
「おい、イヤらしいって、その言い方ひどくないか」
「はぁ?これでも最高のほめ言葉よ!そうでなきゃあんたになんて任せられない!!」


ムッとした表情でコーディを睨みつけてた顔がにやりと笑い返す。
「カン・シヌを見損なうな!」

「あらそう?ミニョちゃんは私の大切な妹ですもの。これからもしっかり見張ってるから覚悟してね!」


「…ったく。小うるさい〇#*△☆だな」

「ちょっとっ!!!!」


くっくっくっく…。

くすくす笑いながら光の中へと歩き出す背中にコーディはそっと心で呟いた。
『シヌ、ありがと…』













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*拍手コメントのお礼* 

2018, 02. 13 (Tue) 23:15








*拍手コメントのお礼*







*は○ さま

いつもコメントありがとうございます!



◌特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄最終話。


>鈍感ミニョちゃん、テヒの初恋の人がミニョだって、やっぱり気が付いてなかったですね。
天然といえばど天然。
小さかったテヒにしてみれば、ミニョは大好きなおねえちゃん。
それが大きくなるに従って、気持ちも変化していったのでしょうが、ミニョにとっては大きくなってもテヒはテヒ、変わらない存在だったのでしょうね。

>テヒからのクリスマスプレゼント、素敵です。
私もプレゼントしてほしい…そう思うことをテヒにさせてみました。
シヌからの歌のプレゼントは今まであっただろうけれど、ふたりの愛すべき子どもたちも出演。
サプライズとしての驚きと、嬉しさはひとしおだったはず。
なのでシヌ、ちょっぴり拗ねたんですけどね(笑)

>大好きなミニョのお願いごと。シヌさん断れないですよね。ミニョの気持ちになって聴きました(#^.^#)
『お願い!』そう言われたら断れないシヌでしょうね。
ミニョがシヌに『ヌナ』と言われることと同じことかな(* ´艸`)クスクス
私の思い入れであの曲を選びました。
同じように想ってくれたなら嬉しいです。


◌呟き…【あとがき】

>ファンミのお知らせが来て……あぁ〜ダメだ?‍♂️
そうなんですね、喜ばしいことですが残念!
こちらから行く私はどこも同じものですが、関東圏にお住まいだとなかなか難しいのですね。

>突然の入隊…いつかは、とは思っていましたが、あまりにも突然で…
>彼の方が、辛くて、悲しくて、悔しくて、やるせない日を過ごしているはず。
いつかは…心構えをしてきたつもりなんですが。
突然のことで、あの事件のあとに…ということもあり。
当の本人が一番辛くて悲しいはず。
心を強く持って…そう思うのですが、なかなか。
私も浮き沈みの日々を送っています。

>次に会えるまで私も笑顔で待っています!
>そしてライブ会場に帰って来た時には、とびきりの笑顔でヨンファに会いに行こうと思います。
そうですね!
「おかえりなさい~!!待ってたよ!」そう言われることが彼の一番の喜びになるのでしょうから。
一番の笑顔で、今度会えるように今から練習しなくちゃ!!










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*拍手コメントのお礼* 

2018, 02. 05 (Mon) 23:14






コメント遅くなりました。


もうしばらく…時間をください。
ごめんなさい。







*拍手コメントのお礼*






*ば〇〇り さま


いつもコメントありがとうございます!


◌特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄最終話。

>涙が出て来ちゃいました。うるうる....
>テヒとシヌの想いがピュアで✨✨
素直な気持ちで、そう言っていただけて嬉しいです!!(*≧∪≦)
いつも最後はシヌミニョのいちゃいちゃで終わりますが、なんとなく今回は成長したテヒを書いてみたくなりました。
シヌとテヒ、ミニョとは違った目線でお互いを知る二人です。
年齢はひとまわり以上も違うけれど、ミニョのこととなると同士のように過ごしてきたふたりですよね。
着実にシヌの背を追っているテヒ、シヌうかうかしてられないと実感したのかな(笑)

>新人バンドC○○LUE、って←うふふ?ナイスです♪
バンド名、ねぇ~~?そこはやっぱり!
人物名は違いますが、あんな素敵なロックバンドになってほしい、そう願いながら名付けました。
だってお気に入りの名前ですから!

>とっても幸せそうな2人と今、大変な状況に追い込まれてしまったヨンファがあまりにも違いすぎて変な感情です。
昨年の🎄のソロコンが終わって、たったの1ヵ月ほどしか経ってないのに…。
どうしてこんなことになってしまったのか?
何度も何度も思い返しても、どうやっても答えはでないのだけれども。
楽しそうにルドルフになった彼を、数年間はみられないという事実。切ないですね…。

>大丈夫かなぁ。。LIVEで見たあの笑顔が見たいです。心から笑って欲しいです。
LIVEをやれば心から楽しそうに、いつもファンの為に精一杯、全力でやってくれてた彼です。
いつかきっと以前のように、心から楽しんで、またみんなの前ではしゃぎ笑ってくれる日を信じて。
その日までできることは、過ぎていく日々 毎日たくさん!笑って過ごしていくことだと、それが彼の願いでしょうから。。



◌呟き…【あとがき】

>突然の発表から数日過ぎましたが、なかなか気持ちが上昇しません。
ただ、ただ途方に暮れて…そう表現することしかできません。

>香港のライブをリアタイしたら一気に涙が…いろいろ悔しさが募るばかり。
>きらきら輝く笑顔の素敵な彼に戻れるのか不安ばかりで今の状況に心を痛めています。
最後のLIVE…訳あって自宅以外の場所で聴きました。
いつもステージでは自信満々な彼なのに、あのときの彼は違っていました。
何度も「泣かないで」と声をかけてはその度にまた謝まる。
切なかったし、悔しかった。
でも今は未来を信じて!!
笑顔で待ちましょう。

>ポッカリ空いた心を埋めてくれるのはシヌミニョだと思っています。
そう言っていただけて、心から嬉しいです。
ただ…一度落ちてしまった気持ち、お話を書いてたときのように戻らず…(*´Д`)






*青○○き さま

いつもコメントありがとうございます!

>おぉ!エンジェルちゃんがまたひとり…
(*´艸`*)念願の?ですかね~
一晩ミニョをひとり占めしたシヌですが…翌朝子どもたちを迎えに行って、サプライズ報告したら…とられちゃったのかな(笑)

>テヒのにグループの名前に…フフフッ…そう来たか!(笑
そう…間近にいるじゃないかと。
あんなに魅力あるロックバンドになってほしいと願いを込めてね!

>てっきりオオカミさんに食べられるウサギさんのシーンがあるのかな…と思ってました。
>暖かく、感謝と、愛情溢れたプレゼントに 優しい気持ちになり…
あ~そう、そうしてもよかったのですが、いつも襲われちゃうより襲われた後のオオカミさんのでれでれも見てみたいと思い。
きっと大事に大事にだっこして眠ったのかな~(笑)

>いつかは必ず訪れるお知らせですが、あまりにも急で…
>事の発端のニュースに理不尽さを感じ、悲しい気持ちになります…
>彼の幸せを願わずにはいられません(T_T) 
そうですね、いつか訪れるだろうXデー。
彼の心の中ではそこまでの道筋は描かれてたはず。
理不尽の絶たれ、夢半ばで行くことに悔しさもあるでしょうが、彼のことです。
前を見つめ胸をはって、いつかまた明るい笑顔で笑ってステージの上に戻ってきてくれると信じて!ですね。
それまで、彼を信じて笑い皺をたくさん増やして?待ってることにしましょう。
なので私の次のステップも、あともう少し待っててください。












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呟き…【あとがき】 

2018, 02. 01 (Thu) 20:30










こんばんは。




ずっと放置状態にしていて申し訳ありませんでした。



皆さん、すでにご存じのこと。
ここ数週間の間にいろんなことがありましたね。
流れてくる情報に翻弄されて、その度に揺れる心、切なかった。

そうして…ある発表がされました。
自分なりに『覚悟』はしてたつもりです。
刻々と時間は過ぎ、そのときが来たら静かに受け止めようと決めてました。


ただ実際は…
思い描いてたよりもずっと早くに、それも突然にやってきて。
いずれは…と覚悟をしてたはずだったのに頭も気持ちもついていけず。
途方にくれた私がいました。


入隊前の最後のLIVEで
これが最後じゃない。
必ずここに帰ってきます。
僕を忘れないで、待っていてください。

そう言い残して【彼】はステージを去りました。
約束したことを守れずたくさんの心残りを残し、ステージを後にしなければならなかった彼の心情を考えると、残念でやるせなくて、口惜しくて。
いつまでもくよくよしてちゃいけない…そう自分に言い聞かせても、気持ちは上がったり下がったりを繰り返して。


辛い気持ちを抱え最後までファンの為に笑おうと努力してた【彼】が、一番ダメージを受けた本人。
強い意志を持ってて、いつも最大限の努力をするひとだとよ~く知っている、その【彼】をずっと私はみてきたはず。

うん!もっともっと私も強くならなきゃ。
毎日ぐるぐるとまわる頭と心を、ちょっとずつだけどそう切り替え、思えるようになってようやくここに戻ってこれました。
と言っても入隊日にはまた落ち込んじゃうかもしれないけれど(笑)
なので決意表明!!

彼は約束してくれましたよね。
これが最後じゃない。
必ずここに帰ってきます、って。

次に会える日を楽しみに。
【彼】はいつも「笑顔」でいてくださいって、何度もそう言ってました。
『大丈夫、今日もたくさん笑ったよ』
画像をみて、音楽を聴いて、あるときは空を見上げて、そう想って過ごしていきたいと思います。





*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*







特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄
ラストまで無事に辿りつきました。
読んでいただいた皆さま ありがとうございました。
【あとがき】をお載せしますって話していたのに、遅くなってしまって。
彼の件が時期的にぶつかり、今回いろんなご意見があり改めて考えてしまい控えていました。
いろいろと考えてはみたのですが…私は幸せなシヌ・ミニョがただ単に好きなだけ、純粋にそれだけなんだと。
このシンプルな答えをだすのに、どれだけ時間使ってるの?と叱られそうですが(笑)
なので、事前に書いてあったままの【あとがき】をお載せすることにしました。
こんなにお時間かかってしまってごめんなさい





今回のお話。
ラストでもちょっぴり呟きましたが、テヒを軸にしたお話にしました。
『True Love〜あなただけを…』の本編は、今のジュンスと同じぐらい?の小さなテヒとシヌとミニョの出会いから始まりました。
月日が経ち、いろんな問題をふたりで乗り越えてきたシヌとミニョと同じようにテヒもね、心もからだも大きくなりひとりの少年に成長しました。
芸能界という特殊な世界に身をおくシヌを目で追ううち、同じ夢をテヒも追うようになった…ここまでは以前のお話で感じていただけたかと。
クリスマスのお話を書きはじめ、いつもの甘々なシヌ・ミニョも考えていたのですがふと違った視点からシヌ・ミニョを書いてみるのもいいかな…と思い途中で流れを変えました。


第1話。
ジュンスとミクを連れてテヒはどこかへお出かけ。
テヒが2人の世話をするぐらいだから、以前よりも成長したふたりです。
読んでいただいておわかりになるように、ジュンスは両親のやることをよく見ており、ミクは大好きなテヒがやることをよくみてました。
ジュンスオッパのようにテヒにしてもらいたかったミクだったんですけど…優しいジュンスがね(笑)
でも、テヒがサプライズのようにほっぺにちゅっとしてくれて、きっとドキマギしてたミクだったかなぁ。
ダッフルコートのお話は、私が勝手に作りあげた妄想です。
4人が揃うとお揃いになる、なんだかはた目からみてシヌファミリーなら素敵かな~と思い…。
ジュンスとミクがテヒにシヌアッパには秘密だよ、と教えたことがありましたが…皆さんそれがなにか気づいたかな?
シヌに内緒でミニョがお出かけしてたことがあったはず。
ふたりが誰かさんとお留守番中に教えてもらったこと⇒ミニョは誰かさんに言われてましたよね、〇〇〇〇みたいね、でもミニョ楽しそうって!それが答えです。
ジュンスとミクはその意味がよくわからなくても、聞いたテヒにはピンときたはず!
なんたって路上ライブのときにときどき現れる方ですから(笑)
こっそり秘密を聞いたテヒも嬉しかったかと。
なので教えてくれたジュンスとミクにもこれから自分がしようとしていることを教えてあげたはず。
それがラストにでてくるテヒがつくったあの『MV』となります。
ジュンスとミクを連れ、オンマがつくったツリーやディスプレーをみてまわる3人の後ろ姿はとても楽しそうだったと思いますよ。




第2話。
デビューが決まり、嬉しい報告にきたテヒ。
リリイベの話もそうですが、ミニョにはなかなかきっかけをつかめずにいたテヒです。
困ったことがあったらシヌかミニョどちらかに必ず相談にいくテヒだったのでしょうが、今回は特別な存在のミニョに!(〃▽〃)
当たり前のことながら自分のことのように大喜びするミニョ、一生懸命に相談にのったのだけど。
やったことはないでしょうから戸惑いもあったかと。
練習を重ねるうちに、なんとなく昔のことをお互い思いだしたのでしょうね?
大切な二人だけの思い出でしょうから思わず笑顔にもなるでしょう。
ただその現場を早めに帰ってきたシヌに偶然にも見られてしまいました。
うきうきしながら帰ってきたシヌが、いくらテヒとはいえ、いえテヒだからこそか(´∀`*;)ゞ
なんだかすごく嬉しそうにお互い手なんか繋いじゃって…
『おい、ミニョなにそんなに楽しそうに笑ってる!いつまでも手繋いでんじゃないぞ、テヒ!』と内心呟いていたかは。。。むふふ。
こういうときのシヌって私好きなんですけどね~。
ただ結果は、やきもちを妬いたミニョをシヌが慌てて追いかけるという構図にしてみました。
それがシヌの仕事としては大切なことだと頭でわかっていても、なんとなくやっぱり…心はざわめくでしょ、きっと。
内心ちょっぴり嬉しいシヌ⇒ミニョがやきもちを妬いてくれたこと。
けれどもご機嫌はしっかりなおさなきゃ、宥めて?甘い声で囁いて?いやフォローの為にせっせとハンバーグづくりのお手伝いを?してたのかしら。
そこはテヒ、よ~くふたりをわかっているでしょうから、邪魔者は退散。
またまたちっちゃなおチビちゃんたちを連れて2階へ。
テヒにも恩恵がちゃんとありましたから、ミニョ手作りの大好きなハンバーグが食べられます。
そして2階にあがったおチビちゃんたちがしたこと『MV』の中にもでてきましたがわかったかな?




第3話。
ご存知の通り、リリイベ当日の話です。
当日までひとりわくわくしてたミニョだったかと。
ジュンスとミクを連れて会場までやってきました。
ふたりの興奮ぶりは皆さんおわかりですよね!
いつも一緒に遊んでくれてたテヒがすご~くかっこよくて、シヌアッパと同じようにギターを抱えてるのを見たらね!
ミニョの変装ぶり、シヌに内緒できたのですから誰にもバレないように…ですけど、気持ちはわかるけれどどうみても反対に目立ってる?
ま、そこはミニョですからお許しを。
ハイタッチが始まるまでジュンスとミクには驚きの連続だったかと。
ふたりが知らないテヒヒョン、テヒオッパでしょうから、ミクが戸惑った気持もよ~くわかるかと。
うま~くミニョが説明をし、ジュンスのおかげで無事にテヒとハイタッチも出来ました。
並んでる3人にすぐ気づいたテヒでしょうが、なぜあんなかっこう???だったと思います。
風邪かと思い尋ねると「ひみつなの」と答えたジュンス。
その一言で全てを理解したテヒです。
レゴ人形(ギターつき)とクマとうさぎが入った可愛い花束、ラッピングのプロのミニョがテヒへ贈った🎁。
ジュンスとミクからの大切なプレゼントの品です。
その心を大事に大事に受け止めたテヒでした。
さて、ミニョのチャレンジャーともいえる一大イベント、シヌにバレることなく無事に終わるかと思いきや、このふたりの場合秘密は必ずバレるんです。
どなたかのコメントで書きましたが、ステージ横でスタンバってたシヌ。
3人が来てるとと知った瞬間はどんな思いだったのでしょう?
言えるのは余裕あるいつもの態度ではなく、イライラしてたのか、スタッフに早くまけ~!と言ってたかは定かですが、シヌの心察してあげてください。
ようやくの登場シーン、余裕しゃくしゃくなシヌと戸惑ったテヒ、心臓がとまるくらいにΣ(゚Д゚)したミニョ。
ジュンスとミクだけは素直な気持ちで大喜びしてたはずです。




第4話。
いつものふたっりきりの時間。
ミニョが創ったツリーとテレビ局のディスプレーを観に来たふたりです。
小さなおチビちゃんたちをハラボジとハルモニに預けて…甘々な時間を過ごす筈だったのですが。
シヌ、本当はいの一番で聞きたかったことを何気に話をふってミニョに答えなくてはならない状況をつくりました。
う~ん、ここまでいつもの策士?と思ったので、その後は迫ってみたり、いつものように魔法の言葉を言って甘えてみたり…。
お互い相手を好きで好きでしかたないでしょうから恋人同士のような展開にしてみました。
いつもは頼りがいあるだんな様ですが、こんな可愛い面もありそこはなぜかヌナにならざるを得ないミニョ。
訳わかんない駄々をこねるシヌ、ミニョしか知らない姿もまたあってもいいかなと。
ただし、最終的にシヌにリードされて公共の面前でラブラブ度全開になるんですけど。
クリスマスです、たまにはいいですよね~~!!
無事にクリスマスイヴの鐘も鳴り、素敵なクリスマスの夜になりそうな予感がしてきたのですけど。
(〃艸〃)ムフッ ある方から連絡がきたみたいで、ここでラストになりました。




最終話。
テヒとジュンスとミクが誰にも言わずに秘密にしてきたこと。
きっとね、テヒはふたりに囁いたはず。
「3人で大好きなシヌアッパとミニョオンマに🎄の🎁を贈ろう」
その答えがここで出てきた【MV】となります。

つくりて:監督?⇒イ・テヒ
出演者⇒カン・ジュンス、カン・ミク
あ、もう一つ大事なことを忘れてました。
音楽⇒イ・テヒ (作詞:カン・シヌ 作曲:イ・テヒ)

もしも動画の最後にクレジットを入れとしたらこう入るかもしれませんね(笑)



“ Angel ”


2014年に発売したアルバムに入っていた1曲です。
アルバムのメイン曲よりも私はこの曲がお気に入りで当時激リピで聴いてました。
なので昨年のLIVEで彼が歌ってくれたときはとても嬉しかった。
クリスマスのお話にと書いてたのでクリスマス曲と言えば『Ring』が思い浮かぶのですが、どうも『Ring』はそのままの彼(クリスマスのソロコンでも歌ってました)のイメージが強くて、シヌが作詞をしテヒが作曲したものにしたかったのでこちらを使わせていただきました。
テヒが歌う曲に、幼いジュンスとミクの愛らしい姿、可愛いわが子の姿をシヌとミニョは表情を緩ませ見入っていたことかと思います。

自分の道を見つけ、一人で歩きだしたテヒがシヌとミニョに贈りたかった特別なクリスマスプレゼント。
ずっと心に秘めてきたテヒの想い、ミニョが『初恋の女性(ひと)』だったという告白を歌にのせたこと。
デビューが決まって苦難もあるだろうけれど、未来へ続く道を歩き出したテヒが、心の想いに一つの区切りをつけることができた。
いつもはシヌのように冷静であろうテヒが照れまくりながらも告白しました。
ミニョにとってはみたことのないテヒだったでしょうし、きっとミニョはミニョなりに、シヌはシヌなりにテヒへの想いがあったことでしょう。

テヒは自分が勝手にシヌの詞に曲をつけたことを謝り、ちゃんとシヌが曲をつけてミニョへ贈ってあげてほしい。
そうお願いしましたが、シヌは言いましたね。
こんないい曲をつけてくれた、これはテヒの曲だと。
テヒの想いもわかった上でミニョの気持ちも汲みつつの言葉でした。
シヌが言う通りに、この曲はミニョへ作った曲でしょうから世にでることはない。
テヒに歌ってほしい、そう思ったミニョ。
どうしてもとミニョに言われたら…歌うしかないだろうな、テヒは。
滅茶苦茶に照れて歌うまで大変な彼でしょうけどね、きっと。
シヌの書いた詞ですから、シヌにも出来たら…と思ったミニョ。
『負けてられない』そう口にしたのはシヌの本音。
ミニョに関しても、音楽に関しても絶対、誰にも負けたくない、真っすぐなシヌの想い。
その言葉に驚きつつも、心ではミニョは嬉しいかったと思います、そしてそんなことを口にするシヌを愛おしい…と思った。



そうして。
ミニョが恥じらいながらシヌに告げた言葉。
皆さん、お気づきになりましたよね。
以前のお話で度々でてきたあること。
ジュンスとミクがアッパやオンマ、神さまにお願いしてたこと、覚えていますよね!
どうもね、そのお願いが叶ったみたいで、大喜びしてたシヌでした。
嬉しさのあまり、今日はなんでもお願いをきいてあげる、クリスマスの魔法でも使おうとしたシヌでしょうか?
それならと…テヒとシヌがふたりでつくったあの曲を歌ってほしいとお願いしたミニョ。
ミニョにお願いされたならぐうの音も出ず約束するしかないシヌでした。
ここはシヌもテヒもおんなじ、惚れた弱みです(〃艸〃)ムフッ
大切な奥さまです、🐺さんは大事に大事におうちに連れ帰って、きっと約束は果たされたことでしょう( ´艸`)



最後に入れたエピソード。
グループ名がないのもと考え、ふっと浮かんだあるグループ名を使いました(笑)
なので、ハイタッチの例の彼がいてもといいかなと思ってあの画像も使いました。


最後にテヒがもらった🎄の🎁わかりましたか?
贈り主はもちろん、シヌとミニョから。
シヌからとミニョから一つずつで2つあります。
勿論、ラッピングはミニョ担当。
ふたりの想いを受けテヒが未来へ決意するところでラストとしました。
今回のお話の題名は、テヒとシヌ・ミニョ、そしてジュンス・ミク。
それぞれが大切な相手に贈ったプレゼント。
特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄 とした理由です。



以上。
これがこのお話の種あかし!となります。


昨年のクリスマスには残念ながら間に合わなかったのですが、楽しんで読んでいただけたなら嬉しいです。
そして、あとがきを読んでもしもまた読み返していただけるなら、またまた嬉しいな☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


最後まで読んでいただいたこと、皆さまに感謝いたします。。。








*いただいたコメント、もう少し待っていただけますか。
 必ずお返しいたします。








正直な思いです。
彼の入隊が間近にくる。
このままここのシヌ・ミニョ書き続けていいのだろうか?
その思いが心にわだかまってる私がいます。
なのでもう少し、時間をください。


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True Love〜あなただけを…( Ⅱ ) 特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄最終話。 

2018, 01. 24 (Wed) 00:00









True Love〜あなただけを…( Ⅱ ) 特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄最終話。









「テヒ?」
ディスプレーを覗き込むふたつの顔。








ありがとう。


ミニョヌナ、嬉しかった。
シヌヒョン…ごめんよ。






Merry Christmas!!



大切なふたりへ。
心からのプレゼント🎁









雪




舞い落ちる粉雪が陽の光できらきら煌めいて。
どこからか微かに聞こえる楽し気な笑い声。
真っ新な雪の上に続く小さな足跡、それを追うように画面が動きだし手を繋いだ男の子と女の子の後ろ姿を映し出す。
ねこみみとうさみみの帽子に色違いのダッフルコート、振り返った顔はどちらも楽しそうに笑っていた。



徐々に浮きだした真っ白な文字。



“ Angel ”




そうして…
ギターの音が流れだし、透明感あふれる声が優しく、ふたりに語りかけるように歌いだした。




I love you everyday
いつだって君を愛してるよ
Can you remember the day we met?
僕達が出会った日を覚えてる?
・・・・・・・・・・・・・・・・
You are my number one, number one
君は僕の1番なんだ、1番なんだよ


You tell me everything
僕にすべてを話してよ
And I will listen I promise baby…
僕が聞いてあげる、約束するよ




…!?
驚き、見上げる漆黒の瞳に、小さく頷いたシヌ。




雪のかけあいをしてはしゃぐ顔。
雪のうえに大の字になって寝ころび、くしゃくしゃな顔でふたり笑いあう。
前をあるく猫を追い、列をつくって同じ仕草で歩いていたかと思うと。
空に飛ぶ飛行機を見つけて指さし大きく手を振りあう。

スマイルクッキーを食べて幸せそうに笑う顔。
マグカップを持った小さな手、片方は頬に、もう片方は鼻の頭に真っ白な泡をつけてきゃっきゃっと笑いあう。

街中で自分たちの父が映ったのを見つけると、『アッパ』『アッパ』と口をパクパクしギターを弾く真似をしだす。





顔を見合わせたシヌとミニョに笑みが浮かぶ。




You’re my only angel
君は僕のただ一人の特別な人なんだ
You’re my only angel
たった一人の天使なんだよ
Ms pretty be my Mrs
可愛い人、僕のミセスになってほしいな
I will make you mine. Girl be easy
君を僕のものにしたいんだ。難しいかな
・・・・・・・・・・・・・・・・



あたたかなギターの音色と絡み合い、包み込むように優しい伸びやかな声。




シヌ達と同じようにライトアップされたツリーを見上げてるふたり。
広場のスノウマンの滑稽な顔を真似したり、色とりどりのオーナメントに目を輝かせ、煌めく電飾に喜んで手をたたきあう。
そうして、カラフルなラッピングのボックスが並ぶあのディスプレーの前で言ったのは口の動きで『『オンマ、さいこ----!』』
カメラに向かって手を振る顔は笑顔いっぱい。
画面が代わって、パステルを持ちなにやら作業中のふたり。
ズームで近づくと『ひみつ』「ひみちゅ』といって、わざと隠し合う。
照れた顔で笑い、両手で広げられた画用紙。
ジュンスのはオンマの顔。
ミクのはアッパの顔。


にこにこ顔で、
シヌアッパ~~
ミニョオンマ~~
だ~いすき!!



そうして……。
ソファで仲良く頭をくっつけて、ぐっすりと眠るふたりの寝顔。
あどけない表情で眠るその顔は、ふたりの大好きなアッパとオンマによ~く似ていた。



You’re my only angel
君はただ一人、特別なんだ
You’re my only angel
たった一人の天使なんだよ

・・・・・
・・・・・

I’m your No.1 fan......
僕は、君を1番愛している人なんだから




余韻を残しギターの音色と歌声が消えていくのと同じように。
うっすらと白くなっていく映像、やがて静かにフェードアウトした。





「これってテヒが…?」
「そうだな」
「いつの間に…こども達と」
呆然とした顔でディスプレーを見つめ、
でも、うれし....い
ぽつりと呟き見上げた顔、その目はうるうる潤んでいて、茶褐色の瞳が見つめ返す。



「…デビュー曲?」
「いや。デビュー曲は【I'm a loner】という」
「じゃ、これって?」




そのときまたスマホが小さく鳴った。
慌ててミニョがトンとタップする。






どう?
喜んでもらえた…かな?




動画が送られてきた、テヒだった。
うっすらと染まった頬。
照れたようにカメラを見つめるも、なんども視線が彷徨う。





ごめん。
シヌヒョン謝るよ。
すぐにわかったよね。これはシヌヒョンが書いた詞だって。
お祝いだってもらったギター、あのケースの中に大切にしまわれてた。
とても大切なものでしょう。
すぐ渡さなきゃいけなかった、なのに。
…ミニョヌナと結婚する前、いやもっと前?。
あの頃のシヌヒョンがさ、こんな風に想ってたのを知って。

あることを…ヌナに告げたくて。

こんなにいい詞、俺にはまだまだ書けそうもない。
でもこの詞の力をかりて、曲なら…作れるかも、そう思って挑戦した。
勝手なことしてごめん。
お願い、シヌヒョン。これに曲をつけてミニョヌナに歌ってあげて」


「まさか、あそこにあったとは…」
照れたように小さく笑ったシヌが後ろからミニョを抱きしめると進めるようにと目配せする。




緊張の為か、ひっきりなしに頭をかく。
普段のテヒとは大違いの姿がそこに映っていた。







ミニョヌナ。

いつか…ちゃんとお礼が言いたくて。
でも顔みるとさ、なんだか照れてうまく言えない。
悪いけれどシヌヒョンの力をかりて、ジュンスとミクにも助けてもらって…。

あ~くそ、緊張してきた、どうしよ。
俺ってかっこ悪いよな。
でもこの機会を逃したら一生言えないような気がする。
だから勇気をもって…言うよ。



はぁ----と大きく息をはく。
とんとんと拳で胸を叩き、一度ぐっと目を瞑ったテヒが真剣な眼差しでこちらを見つめた。







ミニョヌナ。
いつも…
今まで本当にありがとう。
ヌナの笑顔とあったかい手が俺の心のよりどころだった。
どんなときも笑ってくれて、寂しいときは黙ってそばにいてくれた。
ヌナといると、いつも心はあたたかかったよ。

知らないよね、ヌナは。いや気づかなかったというほうが正解かな。


あなたは…
コ・ミニョさん、You’re my No.1
俺の初恋の女性(ひと)です。
今までほんとうにありがとう。
俺が今できる精一杯のプレゼント、どうか受け取ってください。


ふたりが愛する可愛いAngel達と一緒に。
尊敬するシヌヒョンが世界で一番に大切にしてて、誰よりも愛してるAngelへ

Happy Xmas!!
たくさんの幸せがあなたたちに訪れますように。。。





言い終わった瞬間、両手で顔を覆い、ブンと音がして画面が真っ暗になった。






「そんな…」
「テヒ、とうとう…」
シヌ?そんな…テヒが」
そう言ったきり、ミニョの頬にはらはらと零れ落ちていく涙。
「…気づかなかった?」
耳元でそっと囁かれた声にこくりと頷く。

はぁ---。
吐息が漏れて囁かれたのは「よかった…」

振り返った顔が怪訝そうに見つめ何かを問おうとしたとき。
「テヒと俺だけの秘密だ、ミニョにも教えられない」
シヌを見つめる顔が躊躇いがちに尋ねた。
「ね、もう一度…みてもいい?」
一瞬複雑な表情が浮かぶ顔が含む笑みを浮かべる。
「テヒからのクリスマスプレゼントだ。どうのこうの俺が言うことじゃない」


何度も何度も繰り返されるメロディ。
頬を寄せたシヌがミニョのからだをすっぽり抱きしめている。
時おり鼻をすする音が聞こえ、静かに伝い落ちる涙をそっと指先でぬぐっては微笑むシヌがいる。



はぁ---。
吐息をついたミニョが顔をあげた。


「大丈夫、か?」
こくり。



「ジュンスとミク、かわいい」
「ん」
「この詞、シヌが書いたの?」
「あぁ」
「嬉しい、ありがとう」
「いや…」
「好き、この曲...」
「テヒ喜ぶな…」
「こんな素敵なプレゼント、もらえるなんてすごく嬉しい...」
「そう…だな」
「……シヌ、あのね」
「心配するな」
見上げる視線を避けなんとなく微妙な顔。
『シヌ...?』
「これはあいつの曲だ」
「…」
「詞は確かに俺が書いたものだ。けれども…曲を作ったのはテヒ、そうだろ?」
戸惑いつつも頷くミニョに「こんないい曲をつけてくれた、感謝してる」
ぱぁ---と輝いた目。
「シヌに褒められるなんてテヒすごい!いつかみんなの前で歌っ…」
「いや…これは発表しない、きっとな」
首を傾げながらも「そうなの?じゃテヒに、歌ってって頼んでも歌ってもらえない?」」
ん?…あぁ、そうだな。
どうしてもってミニョのたっての希望なら、あいつめちゃくちゃ照れるだろうけれど…」
歌ってくれる?ふふふ…よかった
嬉し気にひとり笑いを浮かべる顔にシヌがきゅっと口を結ぶ。

「ぁ....シヌも」
見上げる視線に気づき慌てて横を向く。
「悪いが…俺は歌わない」
もの言いたげなミニョの視線を避けて、ぼそっと呟く。
「…負けてられないよ」
ぇ?
「まだまだ粗削りだけど人の心を惹きつける…まだ新人なんだぞあいつ、なのに」
「あ、あの…シヌ?」
「なに」むっとした表情を浮かべてるのに。
「…もしかして、怒って…る?」
「いや…」
「だって…まさかテヒに?妬い...て、る?」
「だ、誰が…」
慌てたようにミニョの視線を避けた横顔。


ぷっ。
くすくす可笑しそうに笑いだすミニョに、いらだちを抑えきれず睨む目。
「ミニョっ!」
ふふ…シヌってかわいいっ!」
「おいっ!」
にこっと笑った顔が「でも…だいすき!」


途端シヌの表情が和らぐ。
「…たく、敵わないミニョには」
シヌ?
額にちゅっとキスを落とし「惚れた弱みだ...」
見つめるその目が優しい。
褐色の瞳を見つめていたミニョが、急にそわそわとしだし薄らと頬を染めて俯く。
「どうした?」
「...シヌ、あの....ね」
「ん?」
「おっ驚かないで....ね」
「あぁ」
怪訝なシヌに、尚も俯いたままのミニョが「…………たの」
「?なに?聞こえない」
抱かれた胸の中で、頬を撫でて視線を彷徨わせるミニョを怪訝に見つめる。
「あのね...」意を決したのかぐっと見上げた。
イルミーネーションの淡い光に反射してきらきらと輝いてみえる黒い瞳、照れて恥じらうミニョが背伸びをすると、そっとシヌの耳元に囁いた。
途端、大きく見開かれた目と半信半疑で尋ねる。
「そう.....なのか?」
こく。
「...いつ、それ?」
「一昨日…」
「あいつらには...?」
首をふって微笑んだ顔はとてもきれいだった。
「だって、You’re my No.1 。それにあなたは....ア.....きゃぁ---」
シヌがミニョを抱き上げる。
「やった!叶った、あいつらの願い…」
「シ、シヌ、あの---お、降ろして」
「どうして?好きだろ」
「だ…だって、ひとが…」
「こんなとこにいて冷えたら大変だ、帰ろう。
って、ミニョ!おまえ、昨日からずっと立ちっぱなしで…」
「急になにをいっ…」
「ん---この時間じゃ、もう寝てるか?あいつら。
そうだ、おやじとおふくろなら…。
いや、せっかくのふたりっきりだ。やっぱりこのまま家に帰って……」
いつものシヌらしくなく、そわそわと表情筋緩みっぱなしの顔を綻ばせる。
「...お、お願い、シヌ降ろして」
周りの視線などお構いなしにすたすたと歩き出す。
「ダメだ!ミニョは無鉄砲だからな。
そうだ!それより帰ったら…なにしてほしい?
お姫さまだっこに一緒にお風呂も…ホットミルクいれてやろうか?
なんだったら子守歌だって、今日は特別になんでも聞いてやる」
その言葉に表情を変えたミニョ。
「ほんと?」
「あぁ」
「なんでも?」
「あぁ、約束する」
「ほんと?約束ね」
ふとシヌの足が立ち止まる。

「ミニョ?」
真ん丸な目で悪戯な顔をしたミニョが言った。
「さっきのあの曲、シヌに歌ってほしい。。。」
ぐっと言葉に詰まったシヌ「!!そ、それは…」
「なんでも聞いてくれるって…お願い」
くるくるな愛らしい瞳、頼み込むミニョに、ごくっと唾を飲み込みはぁ---とシヌはため息をついた。
「…わかった、歌ってあげるよ」
「ほんと!」
「あぁ」
「たくさんねっ!」
一瞬細くなった目が観念したのか渋々と頷く。
ミニョの手がぎゅっとシヌの首に抱きついた。
「ありがと、シヌ。大好き!」
「ったく、そう言えばなんでも…あ---くそ!
いいか、これからは何でもかんでもと…」
説教を始めそうな勢いに「う-----ん、今は聞きたくない!」
「あ、こいつ!しようがないだろ?そそっかしいんだ、俺の奥さん!」
「あっ、ひど---い」

煌びやかなイルミネーションを後にし、遠ざかっていくふたり。
時おり聞こえてくる声は楽しそうで、幸せそうな笑い声がいつまでも続いていた。

遥か向こうで鐘の音が聞こえる。
すべての人々に幸運を運ぶチャペルの鐘が、満天に煌めく星の下でそっとそっと厳かに鳴り響いていた。






*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*



ふぅ---。
疲れた。
なんでまた。
徹夜で練習って。


し--んと静まり返った人気のない廊下、疲れきった足取りで歩く4人の影が壁に落ちる。

「あ~ぁ、今日はクリスマスなのにな」
「でも社長が…」
「休みなく練習しろって…」
「ちぇっ、しばらく路上ライブかぁ」
「しやあない、帰って仮眠とろ」
はぁ---。

「デビュー出来るんだ、頑張らなきゃ」
メンバーのぼやきにそう答えたのはテヒ。




ガァ-----。
事務所の裏玄関から外に出ようとしたとき。


「あんた達、えっと…なんだっけ?ぁ、確かC〇〇LUE?だっけ?うん」
「は…い???」
守衛らしき男性にいきなり声をかけられ困惑する顔が頷く。
「えっと、イ・テヒって人は?」
「あ、僕です」
「あんたかい。ちょっと用があるんだ、こっちにきて」
怪訝に頷くと、不思議そうに見つめるメンバー達へ「先いってて」
頷く面々が「じゃ、また後でな」自動ドアから出て行った。






ふぅ--。
う---さぶっ。

外に出た途端、き---んと冷えきった冷気に身を震わせ、陽の眩しさに目を瞬かせ手で遮る。
立ち止まり見渡すと、辺り一面真っ白に様変わりしていた。
「いつの間に…。 White Christmasか」

空を見上げて呟く。

きれいだな。



ポケットに手を突っ込み拳大の円柱状のものを取り出すと、小さく振ってみる。
かさかさと綺麗なブルー色のギターピックが音をたてるのに、嬉しそうに表情を緩ませてゆっくりと歩きだした。


ポケットからの振動に気づき慌ててスマホを取り出しタップする。
そこには1通のメッセージが告げられていた。









テヒへ。



Happy Xmas!!

素敵なクリスマスプレゼントをありがとう。
あなたの言葉も…
とっても嬉しかった…。
いつも、どんなときも。
私たちはあなたの味方です。

だから…頑張ってね!
ずっとずっと応援してる。



テヒ
Fighting!!

                          
                           シヌ・ミニョ








テヒの顔が笑顔になる。
朝陽にあたって冷えた空気がキラキラと煌めいてみえる。



みてて。
シヌヒョン、ミニョヌナ。
俺、頑張るよ。




笑みを浮かべ真っすぐ前を見つめるテヒの耳には、真新しい シルバー ピアスが陽を浴びてキラキラと輝いていた。








FIN。














******************************









特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄
これがラストのお話です。
文中に出てきた“ Angel ”
ここではシヌが詞を書き、テヒが作曲をしました。
そう、皆さんがよくご存知のあの曲を使わせていただきました。


シヌはね、あれからミニョを連れて家に帰り、約束通りミニョのお願いをきいたはず。
大喜びしたシヌ、どうしてあんな約束までしたのかは???
うふふ。多分…皆さまのご想像の通りかと(〃艸〃)ムフッ

なので。
ギターを抱えミニョのそばでシヌが歌って聴かせてるような。
そんな、ある動画を用意しました。
出来ましたら、ミニョの気持ちになって。
目を瞑られるかたは目を瞑って( ´艸`)☆
聴いてみてくださいね(〃▽〃)







*歌詞、動画お借りしました。。。












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*拍手コメントのお礼とお知らせ* 

2018, 01. 23 (Tue) 19:30






こんばんは。


昨日、今日と関東圏は大変なことになっていたようですが、皆さまのお住まいのところは大丈夫でしたか?
慣れない雪で公私共にへとへと…なんてなってるのではととても気がかりです。
早くいつも通りの元の生活リズムに戻るといいですね。



こちらですが、関東圏が雪が降ってるせいか昨日、今日は快晴に近い状態でした。
けれども寒さはね、ずっとずっと寒いのですけどね。
ようやく夜になってこちらも雪が降りだしてきました。




さて、先週からの悲しい諸々の問題。
皆さまも大変心を痛めてることかと…。

当初、特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄のラストは絶対にソロコンのある日にと心に決めて。
着々と準備もしていたのですが、あの件で内心それどころではない状態になってしまい。
申し訳ありません、更新を遅らせました。
心配で心配でたまらなかったソロコン。
なんとか終えることができた、安堵までにはいきませんがほっと安心しました。
以前のときも感じましたが、彼は本当に強い人だな、そう思います。
離れた日本でなんにもしてあげることがないけれど、きっと必ず乗り越えてくれると信じて待ってる。
どんなことがあっても必ず!!
そう強く、強く思っています。



なので、通常の私に戻って。
皆さま、お待たせしました。
今晩、いつも通りの時間にお話を更新いたします。
お時間があるときに遊びにきてください。
よろしくお願いいたします。




いただいてたコメントもお返しします。
お待たせしまして申し訳ございませんでしたm(__)m











*拍手コメントのお礼*





*は○ さま

いつもコメントありがとうございます!

おぉ~お久しぶりです!
Black Eye 読んでいただきましてありがとうございます!
まぁ❤️^ ^まで、ぐふふ\(//∇//)\楽しんでいただけたかしら?

> True Love〜 少し大きくなったジュンスくん、ミクちゃんに会えました。
>テヒくん、ぶじデビューしたんですね。小さくてもミニョにとっては、立派な騎士だったテヒくんが…
はい、ちょっぴり成長したふたりです(笑)
なので、ちょっぴり心の変化もあらわれてきたかしらね~(* ´艸`)クスクス
テヒの将来をずっと考えてきたんですが…結局、こういう流れになりました。
そうですね~最初にシヌとあったとき、今のジュンスとたいして変わらない頃だったかな?
そう思うと子どもの成長は早いのですけど。
あの当時はシヌもミニョも20代前半??
それだけシヌとミニョにも月日が流れたということですね(笑)

>相変わらずのシヌさんのヤキモチ。すみません!私 大好物です
あ~いいんですよ!!
ここを訪れる方は結構シヌが妬くのを心待ちしてる方が…多いんです!
でもね、シヌに妬かせるということは、ミニョに危機?いえいえ…それなりのエピソードを、ね!
ミニョはいつだって無意識なんでしょうけど。
ミニョに限ってシヌ以外の男性と…なんてありえないのですけど、そこは気づかないシヌ?愛は盲目ということで(〃艸〃)ムフッ

今年もよろしくお願いします。
先日はお嬢さんのきれいなお姿を拝見させていただきました!羨ましい限りで( ´艸`)
ご都合のよいとき、ゆるりとお越しくださいませ!






*青○○き さま

いつもコメントありがとうございます!

◌特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄(3)

>アァ〜めっかっちゃった〜って感じですね(笑)軽く睨まれちゃったしね(笑)
うっふっふ~そうなんです!
しっかり変装(いや、逆に目立っているだろうに…)していったのに、ものの見事に現行犯!(笑)
が、しかしミニョとジュンスらだとわかったシヌ、舞台のそででハラハラ?イライラ?どっちだったんでしょう~(*≧∪≦)
早く登場させろ!とか思っていたのでしょうか?

>サプライズのための秘密と内緒の行動は違うでしょうし…頑張れミニョちゃん!今夜!
サプライズとはちょっと違うこと!
明らかにミニョはおしおき(失礼!)確定!ぽいのですけど、さてどうだったのか(笑)

> ミクちゃん…大好きなテヒオッパに遠くに感じてしまって切なくなってしまう…乙女ですね。
ミクにとっては大好きなテヒでしょうから。
にこにこしてるけれど、なんだかいつものオッパと違って、思わず【違うもん!】となったのかもね。
まぁ、妹思いのジュンスがちゃんとテヒの前まで連れていってくれましたけど。
きっと小さいながらもドキドキ\(//∇//)\してたのかな?





◌特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄(4)

>てっきりミニョちゃんの大変なシーンから始まるとばかり思っていました(笑)
あ~~ご期待裏切っちゃいましたか?\(//∇//)\
いつもいつもガァルル---と変身する誰かさんばかりじゃ、『俺の沽券にかかわるって!』ね~ご意見が???

>理解のある優しい旦那さんから理詰めで追い詰めていき、ちょっと強引に迫り、ただっ子のように甘えて追いかけて…
>いつまでも恋人みたいで…羨ましい
内心は気になってたシヌかと思いますよ。
ミニョもいつ昼間のことにふられるかドキドキものだったかな?
で、自らドツボに嵌まりました。
世間が知ってるシヌは完全体の男性ですが、ミニョの前ならきっと…そう思って書いた部分。
肝心なときは、『ミニョヌナ~』攻撃も健在で、シヌに甘えられるとどうしても【NO】と言えないミニョです。
結局は人前だろうといちゃいちゃ!なふたりでしたね。

>少しづつ雲行きが怪しくなっていくシヌさんが可愛かったです…(笑)
テヒの為には必死なミニョ。
ファンの子がシヌに対して必死になるとこは自分でよ~く知ってるはず!
それが、自分の奥さんが新人のテヒの為に…!
なんだったら自分だって、昔あったように、人目を惜しんでドキドキ感ミニョと味わいたかったのかしらね(*≧∪≦)
ハイタッチなんてしたらず~っと手を握っていそう(* ´艸`)クスクス

>プレゼントが楽しみです♥ お楽しみはこれからだ…って感じ。
はい、ジュンスとミクも交えてテヒが企ててます。
策士のシヌをよ~く知ってるテヒでしょうから、さて?どんなことが起きるのか!?

ご心配してくださりありがとうございます!
いつもいつも鋭いご指摘!驚き((((;゚Д゚)))))))です。
なので計画してたよりも、ちょっぴり遅れた更新になってしまい、m(__)m。
ラスト、楽しんでいただければいいのですが…。







特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄ラストはいつも通りの時間に更新いたします。
どんな結末が?
ひとつだけ、お断りを。
お話、長~いです、ごめんね!
では、あともう少しだけお待ちくださいませ。






Xmasプレゼント
*画像お借りしました
















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True Love〜あなただけを…( Ⅱ ) 特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄(4) 

2018, 01. 15 (Mon) 01:18







*拍手コメントのお礼*




*ば〇〇り さま

いつもコメントありがとうございます!

>シヌ、怒ってる?うぅぅん....どっちかな?
(*´艸`*)さぁ~て、どうでしょうね(笑)
まぁ、驚いたことは確かかしら(笑)

>テヒの リリイベ成功ですね?カッコいい彼にも会ってみたい‼️
芸能界は甘くありません!
必死に努力して、やっとデビューのときがきたのかと。
ミニョ達との練習を思い出し、シヌのアドバイスを肝に銘じて…
しっかりと大切なファンと向き合ったテヒでしょうね。
うん!そうですね~できるならば、私も是非とも会ってみたい( ̄ー ̄)ニヤリ!!











True Love〜あなただけを…( Ⅱ ) 特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄(4)








「嬉しそうだな」
隣りに視線を向けた顔が微笑む。

「だって…」
見上げる顔が嬉しそうに綻んだ。
目を細め前を見つめた顔が「悪い、ミニョ。月並みの言葉だが本当に…きれいだ」


視線の先には大きなもみの木。
広場の中央のそれは真っ白な綿帽子をかぶり色とりどりのオーナメントはあたたかな光を浴びてキラキラと光っている。
その周りにはいくつものイルミネーション、ライトに照らされ煌めく光は幻想的にもみえる。
その向こうにみえるのは、揺らめくようにみえるほのかな灯り。
周りには様々な形をしたカラフルなボックスが所狭しと並べられて。
広場を巡り歩く人々がその場所に気づくと、魅せられるようにして足を向けしばし眺める。


「ぬくもり…【Fireplace】、よく考えたな。
雪とイルミネーションの中に、あたたかな暖炉とカラフルなクリスマスプレゼント。
眺めてると心が満たされてわくわくする。
さすがだよ。ミニョ、頑張ったな」

「ううん…シヌやジュンスにミク、たくさんの方が応援してくれた。
その方達の想いと一緒にここまでこれたの。
大変だったけど思う通りのものを創れたのは、みんなが力を貸してくれて励ましてくれたから。
ジュンスやミクにいっぱい我慢させて、あなたにも…ごめんなさい。
でもね、創ってる間は言い表せないぐらいに楽しくて、幸せだった。
シヌ…あなたに、あの子たちに、とっても感謝してる、ありがとう」

首をふったシヌ。
「それは違う。
俺も子どもたちも…ミニョの笑顔が大好きで、ジュンスもミクも嬉しかったんだ。
お披露目があったあの日。
あれをみた瞬間、歓声をあげてみんなが笑顔になった。
ジュンスとミク、あの子達は自分たちの目で、肌で、それを感じた。
人を笑顔にさせる仕事をするミニョを、子ども心にすごいなって感じたはずだ。
撮った写真を『すごいでしょ、オンマがつくったんだよ!』って、嬉しそうにスタッフにみせてたって、ミナムが言ってた」

「点灯式、ナナさんがふたりを連れてきてくれたの。
私すごく緊張してて。なのにステージからふたりを、ジュンスとミクが…両手を振って大喜びしてる姿をみたら。
頑張って創ってよかったって心から思った…すごくね嬉しかった。
忙しいのにきてくれた、笑ってるシヌを見つけて私は幸せものだなって。
この人と巡り合えて本当によかった…心からそう思った。
あのときの気持ち、一生絶対に忘れない」

「ん?今頃気づいたのか?」
睨む素振りに慌てて首をふるミニョ。
「ぇ...いえ、そうじゃなく…て」
にっと上がった口角。
「ま、いいや。せっかくのふたりっきりの時間。大切に使おう」
腕を組んだシヌが歩き出した。



・・・・・・・・
・・・・・・・・



「ねぇ、大丈夫かな?」
「ん?」
「ジュンスとミク、ちゃんとお父さまとお母さまの言うこと聞いて…なんだったら遅くても迎えに…」
「ミニョ…」

小さなため息と一緒にくいっと睨む目に
「だってなんだかふたりとも興奮してて…」
「それはクリスマスというイベントと、久しぶりに会ったハラボジとハルモニとでホテルで過ごすから。
出てくるとき、仲良く四人でいってらっしゃ~いって手振ってただろ?
楽しみに釜山から出てきたおやじとおふくろだ。せっかくの楽しい時間、邪魔しちゃ悪いだろ?」
「でも…」
「それとも…なにか、こうやって俺と過ごすのは不満か?」

慌てふためき何度もぶんぶんと首を振る。
「そ、そんなこと…なんて、思ってない…」
「ホントに?」
「本当に…」
「絶対?」
シヌの表情に何かを察したのか「ぜっ....たい....に」
「なんで声が小さくなる?」
「だって....シヌ、なんとなく」
「なんとなく?」
「.....怒っ.......てる....んじゃ......」

反射するライトの光、僅かに褐色の目が細くなった。
「ふう--ん、そうだな?あいつらが興奮する理由…まだあったな。
ミニョ。俺になにか説明しなくちゃならないことがあるんじゃないか?」
見下ろす視線にあたふたし落ち着きがなくなる。
「ぇ....あっ....」
「リリイベの件----あれはなんだ?」

ひゅっと伸びてきた両腕。
きゃっ。
ミニョをすっぽりと抱きしめたシヌ。
「シ...シヌ?あ、あの.....なにを?」
「ん---こうしてないと逃げるだろ?」
「逃げ........るって、あ、あのみん、みんなみてますっ、はなしてくだ…」
「いやだ!」

大声を出されて驚くミニョに、
「話すんだ。テヒのリリイベ、どうして黙ってた?」
「...それは~その.......シヌがい...」
「忙しそうだったは理由にならない」

ぁ...。
しゅんと項垂れたミニョに
「ごまかしたりしないで。行きたかったならそう言えば俺がチケットぐらい…」
「…話したら、シヌだったらそう言ってくれるってわかってた。
ごめんなさい、その気持ちは嬉しいの、でも…」
「ミニョ?」
「あなたと出会ったときから、ずっと一緒に過ごしてきたテヒが大きくなって。
自分の手で未来を探して、たくさんたくさん努力して…ようやく夢のスタート地点に立てた。
どうしてもわたし、自分で、一ファンとして。
テヒに「おめでとう、頑張ってね。ずっと応援してる。」って言ってあげたかったの」

「大変だったはずだ、スタッフに聞いた。
チケットの配布は一人一枚、あの子たちのも含めたら…」

「連れていってあげたかったの。
私たちにとってテヒは特別な存在でしょ。
それってジュンスたちも同じじゃないかなって。
配布の日、ナナさんに無理言ってあの子たちを預かってもらった。
ミニョ、楽しそう。まるで『おっかけ』ね、でもテヒくんじゃ仕方ないかって笑われた。
勝手なことして…黙っててごめんなさい」

「…ったく、無鉄砲にもほどがある」
呟くシヌにミニョが俯く。

「…」

「でも…わかったよ。ミニョの気持ち」
「…シヌ」
恐る恐る見上げると、今度はむすっとした浮かない顔が見下ろしてる。
「ついでにもう一つ尋ねる。
あいつら。テヒを冷かしてた。
きてくれてよかったなって、知りあいだったなら黙ってないで俺らにも教えろって。
なんなんだそれ?って聞いたら、路上ライブを始めるようになってある女性が聴きにくるようになったと。
いつも背を向けてて誰なのかわからなかった、けどテヒが歌いだすとリズムをとって楽しそうに聴いてたって。
そんなときは上機嫌で嬉しそうなテヒだったって。
でも、子どもがいたなんてな---って驚いてた。
それ、どこかの誰かさんと関係あるのか?」

「あ...と、それは.......」
狼狽え、視線を合わせることなく挙動不審なミニョに、
「もう一度尋ねる。その女性って俺がよ~く知ってるんじゃ?」

・・・・・・・・
「……………ごめんなさい、わたし…です」



は---。

深いため息が落ちてきた。
「..........やっぱり。どうして?」

「初めはヌナがいったらきっと喜ぶよってミ、ミナムが場所を教えてくれて。
その間はナナさんがジュンスとミクを…」

はぁ------。
呆れた感情も加わり尚も深くなったため息
「ナナさんも加担してるとは…ったくもって。
ミニョの周りには随分と心強い味方がいるんだな」

「…ご、ごめんなさい」

「で、あの言葉…か」
きょとんと呆けたミニョに、
「もしかしたらと思って…俺も知ってるひとなのかって?テヒに尋ねたら。
そしたらあいつ、こう言いやがった。
ぼくにとって『初めて』の…一番大切なファンです。
いくらシヌ先輩でも誰なのかは教えれないし、絶対に譲れませんって。
にやっと…笑って。
あいつ。くそっ」

「あ...あの、シヌ?」
その物言いに怪訝そうな顔。

「もしも、もしもだ、デビューしたなら…ファンになって、同じようにするか?」
「は?デビューって誰が?」
「俺…」
「?してるでしょ、ソロデビュー?」
むっとした顔が「…違う名で」
「はぁ?あの…言ってる意味が??」
「あ------くそ!!」


・・・・・・・・
・・・・・・・・

はぁ--。
困りきっていた顔がやがてくすりと笑う。
「気持ち……伝えましたよ、とっくに。いつもシヌが一番だって、ちゃ--んと」
「いつ?」
「…そ、それは、えっと、あの--おつきあいして…」
「そんな昔のこと…」


「そ、そんなこと言われても。と、とにかく…ですね」
「むかつく…」
「シヌ…」
こほん。
ちょっぴり頬を染めたミニョ。
「シヌが一番…。今も昔もこれからも、絶対に変わりません」

ふてくされた顔が「よく聞こえない…」

さっきよりも染まった頬、もじもじと恥ずかし気に、
「あ、あの--誰が何と言おうとシヌが一番…なの。過去も未来もそれだけは誰にも絶対…譲れない」


・・・・・・・・・

見上げる漆黒の目、幾分呆れるような表情。
「シヌ?あの…表情がその崩壊…してます」

ぎゅ--っと抱きしめた両腕。
「そんなの関係ない。なぁ、ヌナ キスして」
「へ?どうしてこ、こ、こんなときに....ってここで??い、やです」
慌ててもがくミニョを尚も抱きしめる。
「わからないよ、ね?ミニョヌナ」
甘さを帯びた声が懇願するのに「もぉ---」
控えめにきょろきょろ見渡したミニョがおずおず背伸びをし触れるようなキスをした。
途端、強く抱きしめられ深く貪るように口づけられる。
「…ん……っ」
抗おうとするも容赦なく抱きしめられ自由がきかない。




ぷっ、はぁ---。
甘さが交った吐息を漏らす顔に掠れた声が甘く囁く。

「もう一回する?」

かぁ----っと火照ってくる頬。
「な、なにを…いって、ぁ、どうしよ。笑われ…て。ここテレビ局の…」
「なにか問題でも?」
「も、もしかして…撮られてたりとか」
「こんな遅くに?」
「だって、以前言ってたでしょ、あいつらに時間なんて関係ないって」
「そうだっけ?ふ~ん。カン・シヌ、クリスマスイヴの熱愛!とか?くくっ、スクープだな」
「…そんな、どうしましょ!」
「あん?なにそんなに慌ててる。自分の奥さんとデートして、キスぐらいしてなにが悪い!」
「だってファンのかた…」
「特別な日だ。大切に想っている女性と一緒に過ごしてて、文句をいうようなファンは俺にはいないよ。安心していい」
シヌ…。
「ん----でもそうだな?やっぱりしよ」
「なにを?」
「キス」

は?

悪戯な目でにやっと笑う顔と、口を開けぽかんと呆けた顔。

ぷっ、くくくくっっ。

「ぁ、シ、シヌ、もうからかったのね-----!!!」
笑いながら逃げていくシヌを追い、真っ赤になったミニョが追いかけていく。

「なんだ?してほしかったのか?ふ---ん、じゃやっぱり期待に応えなきゃ」

ぇ?
きゃ~~~~~~!!

今度はミニョをシヌが追いかけていく。
「いいです、や、やめっ…み、みんなが見てるでしょ」

「遠慮するなよ~」

「や、やめて---」

きらきらと輝くもみの木の下で愉し気なふたりが戯れていた。







*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*


ゴォ~ン、ゴォ~ン…。
真夜中の0時。
どこかの教会で厳かに鐘が鳴り響く。

メリークリスマス!
Merry Xmas!
煌びやかなイルミネーションの前で恋人たちが囁きあう。


向き合ったシヌとミニョが互いに微笑み合って。
「ミニョ、Merry Xmas!」
「シヌ、Merry Xmas!」
と交わしたとき、どこからか微かに音が聞こえだす。
ぁっ。
慌ててバックを開けスマホを取り出したミニョ。
「ぇ、テヒ?」
タップした指。
訝し気な表情を浮かべたミニョに、横から覗き込んだ顔。





***テヒから届いたメッセージ***



シヌヒョンとミニョヌナへ。



今日、いやもう昨日か。


ありがとう。
心から…感謝してる。



ミニョヌナ、嬉しかった。
シヌヒョン…ごめん。




ん?
テヒ?










Merry Christmas!!



大切なふたりへ。
心からのプレゼント🎁












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True Love〜あなただけを…( Ⅱ ) 特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄⑶ 

2018, 01. 08 (Mon) 00:00










True Love〜あなただけを…( Ⅱ ) 特別な🎁をあなたへ…Happy Xmas❣️🎄⑶










「いったい…どこ行っちゃたの?」

ミニョが立つそこはたくさんの若い女性達で賑わっていた。
わくわくとした嬉し気な笑顔を見つめながらあたりを見渡す。
「テ…ヒョ…かっこ……」
ふと、人だかりになった向こう側で聞こえてきた声。
慌ててミニョは歩きだした。


「あっ、オンマ---!!」
「みてみて----!」
「テヒヒョンだよ---!」
「テヒオッパ---!」



「ジュンス…ミク…」


「テヒヒョン、かっこいい!」
「かっこい--」
「にこにこしてる」
「してる--」
「すご---い」
「しゅご---い」
「ギターもってるの---」
「アッパみたい~!」
「「オンマ、きて~!」」

メンバー全員が映った大パネル。
等身大のテヒを前に両手でそれを叩いては、嬉しそうにはしゃぎ笑うジュンスとミクがいた。
それを囲むように困惑げに眺めてる面々。
頭を何度も下げて名残惜しそうなふたりを連れだした。



「もぅオンマぁ…まだいたかった---」
「ミクも----」
「すごいテヒヒョン!」
「しゅご---い」
「かっこよかったね、ミク」
「うん!」
「シヌアッパみたいだったね、オンマ」
「シヌアッパ---!」


人目を避けてロビーの隅まできたが、興奮冷めやらぬふたりは尚も大声。
「し----っ。ジュンス、ミク ちいさな声で、ね」
「オンマ?」
「オンマ…」

「さっきのあそこ、たくさんひとがいるでしょ?」
「うん…」
ふたりが振り返った先にあの大パネル。

「あの人たちもオンマ達とおんなじ。テヒやあそこに写ってる人にあいに来たの」

「テヒヒョンに?」

「そう。ほら、あ~してお写真が撮りたかったの。
嬉しかったのはわかるけれど、ジュンスとミクがいるとね、お写真撮れないでしょ」

意味がわからずぽかんとするミクとちょっぴりしょげた顔。
「いいな、テヒヒョンとおしゃしん…」

「じゃぁ、みんなが終わったら後でぱちって撮りにいこうか?」

「ほんと?」

「うん、テヒかっこいいもんね。オンマも撮りたいな---。だからあともうちょっと我慢ね」
にっこり笑って頷いたミニョに手をたたき大喜びした二人。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「もういいかな~?そろそろ行こうか?」
人影もまばらになり写真を撮り終えたミニョがふたりの手をとった。
「どこいくの?」
「ふふ…テヒにねあいにいくの」

「ほんと?」
「ほんと…」
「「うわぁ---ぃ」」



「オンマぁ----、どしてこんなのするの?」
「しゅるの?」

「し-------っ!ひ・み・つ 」

「ひ・み・つ~!?」

二人の前にしゃがんだミニョが声を潜め話し出す。
「ほら、お仕事してるアッパのとこにいくと、さっきのようにカード下げたスタッフさんいっぱいいるでしょ。
もしかして…同じ事務所だからバレたらびっくりさせちゃうかもしれない」

きょとんとする顔に、きょろきょろっとまわりを見渡したミニョが小声になる。
「前にね、テヒとパチパチって練習したでしょう。
今日がねその日なの。
テヒ上手にできるかな、オンマみてみたいな~って思って。
シヌアッパに内緒できちゃった、だからひみつ!」

同じように小声で、
「ひみつなの?シヌアッパ?」
「ひみちゅ?」

「そ、だから『し---』よ。ほら、オンマもねジュンスたちとおんなじ」
そう言ってポケットから取り出したのは真っ白なマスク。
ジュンスとミクの口にはドラえもんのマスク。

「あのね、ふたりにお願いがあるの、きいてくれる?」

首を傾げた二人に、
「あそこのドアの向こうにテヒがいるの。
もしかいたらテヒね、いつもとちょっとだけ違うかもしれないけど驚いても大きな声を出さないこと。
テヒヒョン、テヒオッパって言いたくなるかもしれないけれど我慢できる?」

「どうして?」

「今日はテヒの大切な日なの。
アッパと同じように、いっぱいギターやお歌の練習して初めてお仕事する日。
ジュンスとミクはテヒとたくさん遊んだことあるけど、さっきの人達の中にはなかなか会えない人もいるのよ。
テヒ、いっぱいパチパチって練習してたでしょ。
今までありがとう、これからもお願いしますってお礼を言うの。
だからオンマと『し---』!できるかな?」

「パチパチ、おめでとうってするの?」
「そう。頑張ってねって。それと昨日作ったあれを…」

「ぷれじぇんと、どうじょ?」

「そう。ジュンスもミクも頑張って作ったもんね!」

嬉しそうに笑う顔がこくりと頷く。
「ぼくできる」
「ミクも…」

「ん、ありがとジュンス、ミク。じゃ、中入ろうか」




*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*




「いよいよだな…」
「あ---どうしよ、緊張してきた」
「俺、ト、トイレいってこようっかな…」

不安そうなメンバーの声を聞きながら、一人だけじっと手元を見つめてる人物がいた。
「テヒ、おまえ緊張してないのか?」

顔をあげるとぎこちなく上がった口角。
「いや、めちゃくちゃ緊張してる」

「あ---よかった、俺たちだけかと思ったぞ」
安堵した顔に、ふっと笑みが浮かぶ。
「な。来てると…いいな」

ぇ...。

「おまえの女神。気づかないとでも思ってたのか?
路上ライブ、よく顔わかんないけど、その人くるとおまえさ、いつも上機嫌だったろ、なぁ?」
にやにや笑いあう仲間に平静を装う顔。
「別に…そんな」
「なんだよ、今更隠すことないだろうが…」


「おい、時間だぞ!!」
スタッフの声にメンバー全員に緊張感が漂う。

「よし!頑張っていこうぜ」
「「「おう!!!」」」

『たぶん…きっと……』
ギターピックを握りしめたテヒ、その顔に僅かに笑みが浮かんだ。




数曲の歌の披露と、事前にアンケートされてたクエッションコーナーが終わっていよいよハイタッチ会となった。
かろうじて100人ほどが入れる小さなホールでの集い。
メンバー同様にファンにも初めての経験、お互い緊張したままに始まった会だがこの頃には和やかな雰囲気へと変わっていた。
スタッフの誘導に従い、一人一人と向き合い話をし、笑顔でハイタッチを交わしていく。
来ているファンのほとんどはテヒ達と同じ若い女性。
ミニョのように子ども連れは稀で、メンバーとのハイタッチで興奮気味の女の子達に順番を譲ったミニョ達は最後に並んでいた。
スポットライトが当たる檀上までもう少しというところで、なぜかミクの足が急に止まった。

「どうしたのミク?」

心なしか茶色の瞳が潤んでみえる。
ステージ上を見つめては何度も首をふる。
「ちがう....テヒオッパ......ない..」

「ミク…?」

「テヒヒョンだよ、ミク」
不思議そうにジュンスが告げても、
「ちがう....キラキラ.........オッパじゃ..ない」
今にも泣き出してしまいそうなミクに、ミニョはステージ上に目を向けた。








テヒハイタッチ
*画像お借りしました(* ´艸`)クスクス


相手の目を真っすぐに見つめ頷きながらファンに答えるテヒは、溢れるほどの笑顔を向けてハイタッチしている。
眩いライトを浴びてきらきらと輝く笑顔。
その顔を見つめながらあることをミニョは思いだした。
ずっと昔のこと。
芸能界で活躍するシヌを…初めてみたとき『私が知ってるシヌくんじゃない』そう思ったときのことを。
もしかしたら…
ミクも同じように感じたのかも。
「ちがう.....もん」
潤んだ声で呟き、困ったように目を瞬かせる。


「ミク、わかったわ」
スタッフに断り、列から外れてふたりをステージ横に連れていったミニョが跪くとミクに話し出す。
「びっくりしちゃったのね、ミク?」

こくりと頷く顔にミニョも頷く。
「そうね、オンマもびっくりしちゃった、テヒかっこいいね---。
ミクと遊んでくれるテヒは優しくていつもにこにこしてるもんね。
あそこにいるテヒもにこにこしてるけど違うの?」

「ちがう....」

「そっかぁ。そうね、いつもより髪もお洋服もバッチリ決まっててすっごくかっこいい。
ね ミク、アッパ?シヌアッパはどうかな?
お仕事してるときのアッパとおうちにいるときのアッパはおんなじ?」

「ちがう。ぴかぴか…、おしごとアッパ」

「ん---お仕事アッパはいや?」

ううんと首をふったミクが「おうちアッパ、おしごとアッパもしゅき」

「あぁ〜よかった。お仕事アッパも好きって言ってもらってシヌアッパ喜ぶわよ。
あそこのテヒもね、おんなじ。
今日が初めてのお仕事テヒなの。でもねミクがよ~く知ってるテヒとおんなじなのよ。
どうする?オンマのお手伝いして作ったあれ。プレゼント、くまさん。
テヒにあげようねってきたの覚えてるかな?
どうしてもいやなら、このままジュンスといっしょに帰ろ。
それとも…ちょっぴり頑張って、ジュンスとおめでと、頑張ってねってあそこのテヒに渡してくる?」

「うさちゃんも.....ぷれじぇんと」

「あ、そうだね、うさちゃんもいたね。う---んどうしようか?」

眉根を寄せ困った顔で俯いてたミクが振り返った。
尚も迷うミクにジュンスが言った。
「いっしょにいこ。テヒヒョン、どうぞってオッパといこ?だめ?」

不安そうな瞳で尋ねる。
「ジュンスオッパ、いっしょ?」
「いっしょ。おてて、ぎゅっとしていこ、ミク」
目をぱちぱちとさせたミクの目尻が緩みはにかむように笑うと「…オッパ、いく。テヒオッパぷれじぇんと」
「うん」

「よかったぁ。ありがと、ジュンス。きっとテヒ、すご~く喜んでくれるよ」
嬉しそうに笑ったふたりが手を繋ぎあうとステージへ向かって歩き出した。




*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*




目の前に立った人物にテヒの目が緩んだ。
「こんにちは」

「こんにちは」
ぺこっと頭をさげたその顔はある人物にとてもよく似てた。
「こんこん…なのか?」

首をふった顔がちっちゃな声でこう言った。
「あのね、ひみつなの」
後ろの人物があわあわ慌てるのにくすっと笑ったテヒ。
「そっか、秘密なのか。わかったよ。
ちっちゃなドラえもんがあいにきてくれて嬉しいな、ありがとう」


「プレゼント…」
おずおずとそっと出された手。


ん?
一瞬戸惑った顔がすぐさま笑顔になる。
「これ、作ったのか?すごいな、ギター持ってる!かっこいいな~。どうもありがとう」
照れたようにジュンスが頭をかく。
渡されたのはリボンで綺麗にラッピングされ、ギターを手にし今のテヒそっくりのレゴ人形。
前のめりになったテヒがそっと囁く。
「両手だして、ジュンス」

「うん…」

パチン。

ハイタッチににっこり笑った澄んだ漆黒の瞳。
「おめでと、テヒヒョン!」
「ありがとう」

すっとジュンスの後ろへ視線を向けると、慌てて後ろの人物の影に隠れたちっちゃな存在。
それに気づいたジュンスが後ろにまわって「ミクおててつないでいっしょ、プレゼント」
微笑んで様子を見守ってた人物が、持ってた紙袋からなにかを取り出すとミクに手渡した。
ジュンスに手をひかれ前に立ったその子は俯いたまま。
「お、ここにもちっちゃなドラえもん、いやドラミちゃんかな?こんにちは」

そ~っと上目遣いで見上げた顔がテヒと視線が合うと慌てて横を向く。
「ミク、おめでとってプレゼント!」

「ん~プレゼントくれるのか?なんだろ?楽しみだな」
ちょこっとずつちょこっとずつ前を向く顔。
「大丈夫、ゆっくりとでいいぞ」
にこにこしながら見守るテヒの目は優しい。
ようやく視線が交わると「きてくれてありがとう」

その言葉に勇気をもらったのか、ごくっと唾を飲み込んだミクがおずおず手があげる。
そっとそっと出されたのは…。





ミクのプレゼント
*画像お借りしました。





とびっきりの笑顔でテヒが笑った。
「お~すごい!可愛いな。きれいなお花もいっしょだ。
くまさんとうさぎさん作ったの?これ好き?」

その問いに戸惑いながら頷く。
「オンマの…おてちゅだい。ミク、しゅき」
「おにいちゃんも好きだよ、おんなじだな。嬉しいなぁ、どうもありがとう」

耳を赤くさせ嬉しそうな顔に、さっきのジュンスよりももっともっと小さく囁いたテヒ。
「ミク、両手。オッパとパチパチしよっか?」

こっくり頷いた顔がもみじのようなちっちゃな手を出すと。
パチン。
「来てくれてありがとう」

「ミク、おめでとって…」
「おめれと、テヒオッパ」

「ありがとう」
オンマ似のその子がにっこり笑った。

「そうだ、後ろ向いてごらん」
不思議そうに後ろ向きになったミクのリュックのファスナーを開けたテヒ。
「これでよし…と。うさみみのお嬢ちゃん。クマさんお外に出してあげた、一緒に帰るんだよ」
ミクお気に入りのクマのぬいぐるみがひょっこんと顔を覗かせていた。



そうして…最後にテヒの前に立った人物。
マスクをしててもその表情は手にとるようにわかる。
あふれる笑顔で笑う、男の子と同じ漆黒の瞳を持つ女性。
「デビューおめでとうございます。
イ・テヒさん、ずっとずっと応援してます、頑張ってください」

「ありがとうございます」
女性の頭上へちらりと視線を這わせくすくすっと笑った顔。
「……やっとみれました。嬉しいです」

ぇ...?

隣りに並んだメンバーらが気づき、控えめだが何度も視線を向けてたかと思うとこそこそと囁きあう。
「おい、もしかして…」
「例の…か?」
「こども…でも可愛いぞ」


訳がわからず怪訝なミニョに満面な顔で笑ったテヒ。
「一生懸命、頑張ります。応援これからもよろしくお願いします」
『うさみみさん』

ぽっと赤くなった頬で両手を前に出したミニョ。
パチ--ン。
指を絡めぎゅっと握ったテヒの手。
ふたりの顔に笑顔が溢れた。





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「さあジュンス・ミク帰ろうか、約束守ってくれてありがとう」

「皆さん、一度席におつきください」
司会の声を背にしてジュンスとミクと手を繋いだミニョが出口のドアへと向かう。

「ねぇオンマ~、みんなすわってるよ?」
「オンマ?」

「人がいっぱい、帰るとき大変だから。ジュンスたち、おしくらまんじゅ…」


「さて、皆さん今日はクリスマスイヴですね。
実はメンバーにも内緒にしてました。
皆さんへとびっきりのサプライズ、スペシャルプレゼント~~!」




きゃ~~~~!!!
どよめきとともに上がった黄色い悲鳴。



「シヌ...カン・シヌ!」
「カン・シヌよっ」



ぇ...


突然、後ろから聞こえた声。
「ぁ、そこの…お子さま連れのうさみみの女性。あともう少しだけお待ちいただけませんか?」

うさみみ?って?まさか...わたしのこと?
振り返ったミニョは我が目を疑う。
うそっ!
ステージ上にはなんとシヌの姿。

「アッパだぁ---」
「アッパ----!!」
興奮のあまり叫んだジュンスとミク、それ以上に騒然となった会場。
曖昧な表情でシヌとミニョをを見くらべるテヒと、一瞬睨むような表情をミニョへ向けたシヌがいつもどおりのスマイルで観客へ微笑んだ。
『........シヌ』
驚きのあまり声も出せず、呆然と立ち尽くすミニョだった。










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遅ればせながら…新年のご挨拶。 

2018, 01. 07 (Sun) 21:30










新年2018
*画像お借りしました。




皆様、今年もよろしくお願いいたします。



いつも【Blue moon】に遊びに来て頂き
拍手や温かなコメント感謝、感謝です。

昨年は師走がバタバタだったなぁ…
結局体調も本調子に戻らず年を越しちゃいました。

お話の方も予定ではクリスマスで終了予定だったものが、結局引っ張ってしまい…
これまた年を越したという…
誠に申し訳ございませんでした。

思い返すと昨年は公私共にいろんなことが盛りだくさんにあった年でしたが。
【嬉】と感じることもたくさんあったように思います。
今年もたくさんの(福)?いや(喜)かな?
『笑いと幸せを求めて走りまわる!』ことをモットーに実行あるのみ!(笑)

とうとう6年目に突入したこの場所。
気負うことなく、自分ペースでのんびりとお話更新になってしまうでしょうが、それでもいいよ!って
言っていただけるなら幸せに思います。
まずは昨年からの🎄ストーリーを完結せねば!


第③話のお話は本日いつもの時間に更新いたします。
ここにくるときは、少しばかり時間を戻して楽しんでいただければと思います(〃艸〃)ムフッ










*拍手コメントのお礼




*ば〇〇り さま

いつもコメントありがとうございます!

>悶々しながら年越しです? お年玉がわりのお話、良い子←にして待ってます(笑)
ごめんなさ~い!随分とお待たせしてしまいました。
南の方を向いて精一杯お辞儀をしております。

>テヒ君デビューおめでとうです‼️
>ハイタッチの練習いくらでも付き合ってあげるのにね〜
はい、ようやっと決意が固まって(誰のだ?)
デビューさせることにしました(笑)
ず~っとシヌの背中をみてきたちっちゃな男の子が、素敵なBoyに変身したらしいです。
ハイタッチ…そうですね~。
なんなら握手でもハグでもなんでもおつき合いしちゃいますよ、私も(* ´艸`)クスクス

昨年は素敵な出会いができてとっても嬉しかったです。
今後も末永~く、おつき合いいただけると嬉しいな!






*青〇〇き さま

いつもコメントありがとうございます!

>テヒ君…デビューおめでとうございます!
は~い!!やっと決意できイケメンBoyに変身したテヒを送り出します(笑)

>ミニョちゃんの天然ぶりに振り回されるとこ、好物でございます(笑)
ちっちゃなナイトだったテヒは心身共に大きく大きく成長しましたが…。
反面ミニョは昔からな~にも変わってないような気がします。
まぁ、それがミニョの持ち味なんですが(笑)
シヌ同様、テヒも心をかき乱されることもしばしば。
でも怒れないだろうな、ミニョには…。

>でも…1番の好物は、やはりシヌさん…余裕たっぷりだったのが一転して、慌てて追いかける。
>ふふふ美味しくいただきました……(笑)
多分…今日は早く帰れたぞ~と意気揚々と帰宅したのに。
なんとショッキングなシーンを目にしてちょっぴり不機嫌になっちゃった。
テヒの喜ばしきデビューとミニョのたってのお願いとあらば、言うことをきいてあげるしか。
ミニョはわかってはいるんだけど、なんとなくぷっくりほっぺになっちゃった。
昔と比べると素直に感情を表現してくれるようになって、シヌは嬉しい筈なんだけど。
一転、危機到来!!(*`艸´)ウシシシ 大変だぁ~~~!!
シヌ、慌てて追いかけます(笑)
ミニョに向かってぺこぺこ…っていうのもレアな感じのシヌでしょ。
それを知ってるのはたぶん…ちっちゃなジュンスとミクくらいでしょうね(笑)

>三人の秘密の正体…楽しみです♥
うっふっふ~💛
シヌの背中をみて育ちました、テヒですよ~!
しっかり策士として伝授されてるかと。
ジュンスとミクが楽しそうに加担してるのがおいしいとこです!
はて?それはいったいいつわかるのか?
お楽しみにお待ちくださいませ(〃艸〃)ムフッ









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