Blue moon

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いよいよ……








こんばんは。




いよいよ今日から…(〃艸〃)ムフッ
明日のオーラスに向けて!




昨年の今頃は彼のセンイルのお話を書いたのですが…。
今年は…く-----っ!!
うまく時間がとれず間に合わなかった・°°・(>_<)・°°・。
と、いってもなにもないのも寂しいので…






じゃ〜ん。。。。。










センイル
*画像、お借りしてます、お友達のsatwanさんに作っていただきました。
Instaで⬆️のような画像、たくさん見れます。warldwidlove1029です、検索してみてくださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ








ヨンファさん、생일 축하해요~~🎉🎉🎉




明日6月22日はカン・シヌだったあの方の29歳の誕生日(*^◯^*)
今年も世界中のあちらこちらでお祝いの言葉があがるでしょう。





明日のオーラス、多分16時過ぎかな?
会場付近のある場所で⬆️のちびCNくん達にあえますよ。
お時間ある方、興味ある方、きょろきょろなさってみてください。

そして、今日、明日と会場に来られる方。
久しぶりに大阪にきてる私です。
よろしければ、お声をかけてください。
日頃の感謝を込めてご挨拶させていただきます。
明日はね、ちびCNくんと一緒かな?(*^^*)






では皆さまも
『明日、6月22日。
彼同様に幸せな1日でありますように.....』


願いを込めて。。。。












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BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ ③いつか秘密はバレる!?









*拍手コメントのお礼*





*ラ〇〇ルママ さま

いつもコメントありがとうございます!

>首をながぁ~~くして、キリンになりそうでした(笑)
>なんだかこの二人、作家先生の活躍?により進展の、気配?
遅くなりました、なかなか…お仕事が絡むとうまく時間がとれなくて。
ミナムとシヌはいつも通りの日常の会話だったはずなんですけど…
どうも、その二人の姿にあるアンテナがピピンときた方が(笑)
さて、どうなるんでしょう?

>ミナムのお芝居、ちょっと不安←失礼 だけど、先生がうまくかいてくれるのかな?
なんたって初めて?かしら。
ミナム、一生懸命なんですがなんでも器用にやりこなすタイプではない!?
先生は普段通りでOK!なんて言いましたが、先行きは?

>シヌは相変わらす、アンテナ?感度が高いですね❗先生に警戒しつつ、きっと味方につけると確信(笑)
なんとなく不審に思ったシヌでしたね。
ミナムが絡むとWifiの電波受信!!
うま~く、うま~く、シヌ おつきあいできるかしら?





*真○○ほ さま

いつもコメントありがとうございます!

ネットがうまく繋がらない…。
イライラ感が増しますよね~私は研修で行った先でブログの管理画面に入れず!
荷を解くより、iPadと格闘すること数十分…結局は見事玉砕!。゚(゚´Д`゚)゚。

>ミナミ君、シヌヒョンに見つかってスマホ画面慌てて隠す……明らかに何か隠してますな挙動不審行為。
>クスクス笑ってしまいました。
上手に隠し通せるなんて、まずミナムにはむりですね!
シヌはいつかは気づくのか?

>ナ・マリ女史。目の奥でキラッと鋭い視線。バレた?ここも野生の勘?
>脚本家なんて人間観察お上手そうですからね。
ナ・マリ女史…ある方をモデルにして書いてます。
日本人の方です、想像してみてください(笑)
最初は?だったことが、どんどんと疑問になり…それが頭の中では勝手にお話になったみたいで。
さて、ここの作家先生、どんなお話をかいてくれるんでしょう?

>ミナムが美味しそうに飲む姿を口角上がった笑顔を見せるシヌヒョンに萌え萌えですね。
満面の笑顔で嬉しそうなミナムの顔を、これまた嬉しそうに眺めるシヌ。
近くでみていると、とっても幸せそうな二人の人間観察ができそう…(〃艸〃)ムフッ
シヌにしてみれば、ミナムの笑顔は最強のものかと思いますよ!!













BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ ③いつか秘密はバレる!?







ドスッ、ドスッ、ドス…
怒ったような荒々しい足音が聞こえリビングに入ってきたのはジェルミ。
キッチンへ向かうと冷蔵庫のオレンジジュースを取り出し並々とコップに注ぐ。
ごくっごくっごくっ…と喉を鳴らして飲みほし…
もぅっ!!

空のコップを睨みつけ再び注ぐ。




おいっ。

「静かにしろ」
リビングのある場所で不機嫌そうな声がした。

「ぁ″
テギョヒョン いたの?」
眉根を下げテギョンの横に座りこむと、
「ね--聞いてよ…」

「うるさい」
次のライブに向けての資料なのか、表情を変えることなく真っ黒な目がテーブルの紙面を見つめてる。
そんなテギョンにお構いなしに「ひどいんだよ~」と訴える。
「邪魔だ、用がすんだらとっとと戻れ!おまえのことだ、またミナムと…」

「だってさ…」ぶ---と尖った口。



かちゃ。
そっと控えめに開いたドア。
入ってきた人物に目を輝かせ、主人の帰りを待ちわびてた子犬のように駆け寄ったジェルミが、
「ねぇねぇ聞いてよシヌヒョン---」
無理やりソファに座らされたシヌが顔を顰める。
「おまえなぁ、ようやく帰ってきた俺になんの言葉もないのか?」

「おかえり!徹夜お疲れ様」
とってつけたようなその言いぐさに深~いため息を落とし、
「ただいま…。で、なんなんだ?」


「もぅミナムったらさ--ひどいんだよ」プンと膨らむ頬。

「また言いあったのか?」

「だって…ちょっとだけって言ったのに、ぼくだってみてないんです、だから絶対にダメって…」

思い当たった顔が、
「もしかして、台本…か?それぐらいは大目にみてやれ、ジェルミ」

「なんでさ…」

「ミナムは初めてなんだぞ。ジェルミにも経験あるだろう?」

「なにが?」

「初めてのドラマ、おまえ嬉しくて台本抱いて寝てただろ」

「あれは…その、そんな昔のこと…」

「おまえには昔でも、あいつには初めてのことなんだ。
このあいだの顔合わせだってガチガチに緊張してて…
ようやっと台本が届いて、あいつのことだ、表紙を眺めるだけで胸いっぱいなんだろう」

う"-------だ~ってぇ。。。
地団太を踏むジェルミをくいっと片眉をあげた顔がギロリと睨んだ。
「そういえば誰かの台本、朝起きたら涎だらけだったな」

「テギョヒョン!!」

「ジェルミ、いい加減にしろ!」

「ちぇっ、わかったよ。でもさ、どうして2人だけなの、ぼくも一緒にでたかった!」

「しようがないだろ?制作側が考えることだ。でもおまえらにも出演…」


「ふん、まっぴらごめんだ、時間がもったいない!」
忌々しげに呟く声にきらりと光った目。

「ホント?
じゃ、ヒョンの出番ぼくにまわしてって頼んでいい?」

「勝手にしろ!」

「やった!ねぇねぇシヌヒョン~監督さんに頼んでよ」

「なぜ俺が?」

「メンバーからの押しって結構大事でしょ!」

「ったく、おまえってやつは…」

「頼むよ~」

にやにや一人満足げにうなずいてた顔が、なぜか眉間に皺を寄せた。
「ねぇ、最近ミナムったらさ、なんか隠してるんだよね~」

怪訝なシヌに、
「スマホばっか眺めてて。なに見てるんだろうと思って、ぼくこっそり覗きにいったら…
やたら用心深くてさ、しまいに怒り出すし…」

「あんまりかまうなよ、意固地になるぞ、あいつ。ほら、妹がいただろうからその子…」

「そんな…のんきなこと言ってていいの?
あれ絶対におかしいよ。
こう、ず~っとスマホ眺めてて嬉しそうにたまに笑ってる。
すっごく…大切そうでさ、ただのスマホなのに…」

「たいせつ…?」
すっと細めた目。

「そう。そうっと指で撫でてて。なんだろうな、あれ?」
思案げだった顔が思い当たったように、
「ぁ、まさか…でも……」

「あ---うるさい!!おまえら、出てけ!」
そんな言葉などおかまいなしにくるくると表情をかえるジェルミ。
「でもな---う〜ん。だって、もしかして、ひょっとしてひょっとする~??」

百面相を繰り返しにやつく顔が、声を潜めこう言った。
「ね、もしかして…ミナム 好きなコ?…とかできちゃったりして。。。
でもって、ひょっとしたら~もうつきあっちゃったり?」

「…まさか」
そう言ったものの片眉をぴくっとさせたシヌと、呆れはてジェルミの顔を眺めるテギョン。
「暇さえあれば居眠りしてるヤツだぞ」

「だって…絶対ないなんて、言い切れないじゃん」

「そんな時間、あいつにあるわけ…」

「シヌヒョン、ミナムってどじなとこもあるけれど誰にでもすっごく優しいだろ、男女問わず人気あんだよ。
シヌヒョンはさ、実際にみてないから違うって思うのかもしれないけれど。
スマホを眺めてるミナム、嬉しそうだけど照れてて…あれ普通じゃない、絶対におかしいから。
自信ある、ぼく!なんだったらかけてもいい!!」
自信満々で言い放つ顔に、否定するように小さく首をふったシヌが、なぜか複雑な表情を浮かべてるのをテギョンが怪訝気に見つめていた。















*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*





大事そうになにかを抱え、恐る恐る見渡してる人物が一人。
「ここだったら大丈夫?はぁ--危なかったぁ…」

そう言って真っ白な台本とスマホを胸に抱き、テラスの椅子に腰かけたのはミナムだった。
「ぼくの…わたしの台本、ふふふっ… 」
真新しいそれをみて嬉しそうに笑う。

もう一度用心深く周りを確認したミナムが、手にしたスマホをタップし、食い入るようにそれを眺めていたかと思うと次第に表情が和らぐ。

どれくらいの時間が経ったのか?
心なしか頬がぽっと染まった顔。

「やっぱ かっこいい…」
そう言って吐息を漏らした。



夢心地の顔が、
「ん---どうしよぅ………」

「なにがだ?」

「だって…」
「ほんとうに会えるだなんて…」

「あえる?」

「そう…」

「?」

「はぁ…気絶しちゃいそう…」

「きぜつ?」

「ふふふっ」

「………………」



しばしの沈黙のあと。
囁かれた声は低く、とてつもなく不機嫌だった。


「だから、隠すんだ…」

惚けた顔のミナムが夢見心地で呟く。
「だって…見つかったら大変。だれにも内緒…って。秘密です…」

「ふ~~ん、そう。秘密ね~」

「……はい」




「ミナム、みせろ!それっ」

…ふえっ、え?ひえっ!!」



いきなり後ろからにゅっと出てきた手に驚き、慄くミナム。
躊躇したすきを狙い、その人物が強引に取り上げた。

ぁぁっっ!!だめですっ






!!っっ。

取り上げた本人は一瞬あっけにとられたものの、次の瞬間にやりと笑った。


これって…どういうことだ?」

「シ、シヌヒョン……いつの間に。あの、その…えっと」

「ミナム、説明してもらおうか!!聞く権利…俺にはあるよな?」






ミナムへぐぐっと出されたスマホ。
そのディスプレーに映ってるのは…。


















シヌ Dr①
*画像お借りしました(笑)









ぁぁ…。
「は、は、は、はい…シヌヒョン」
頬を染めていた顔が一瞬で困り切った表情に変わると、しゅんと肩を落とした。










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BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ ②甘い甘い誘いにのった子猫。



こんばんは。
おひさしぶりです、ようやくこちらに帰って来て、ほっと。
既にお仕事で行ってたことなど頭の隅に追いやり…状態。(いやな過去ほど忘れたい!)
向こうに行ってお話を更新しようと思っていたのに、なぜか自分のブログの管理画面へ入ることができず。
何度試してもセキュリティ的にダメって弾かれて、なぜ?Σ(´Д`*)…すみません、諦めました。




*拍手コメントのお礼*




*青〇〇き さま

いつもコメントありがとうございます!

>Between Usとはまた違うモヤモヤ感…Between Us的な雰囲気…にさえもう少しかかるかな…的なもどかしさ
そうそう、ここの二人は一番もやもやとしております。
いつになったら進展するんだか?と思いつつもちょっとずつですが進んでいるような気、しません?( ´艸`)

>何かジェルミがカッコイイです、シヌさんはミナムに関すると、分かりやすい分かりにくさになりますね(笑)。
見てないようで実は何気にしっかり観察してるジェルミかな~。
ミナムを女の子として接することができるなら、思いのたけを…なんでしょうが。
何でもそつなくできるシヌなのに、そこのところが不器用なのよね~彼!

>さてさて…気になる人物が登場して、いろいろ気になる事いっぱい…
>しゅんちゃんさんが書きたい!って思ったエピソードとは?!楽しみにしてますね 
はい、新しいキャラクター登場!
この方がどんな役割を担うのか?今後をお楽しみに!
エピソード、そんなに遅くならないうちに登場するかと。
みると、あ~そういうことってなるかもね!(〃艸〃)ムフッ













BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ ②甘い甘い誘いにのった子猫。









「どこ行ったんだ…」
訝し気な顔が周りを見渡す。


はぁ----。
ため息をつき踵を返そうとしたシヌの視線の隅になにかが見えた。

「…ったく、あいつは」
ぼやきながらも表情を緩ませシヌが歩き出す。
奥まった場所には小さなラウンジ。
外からの木漏れ日がさし込むそこにはミナムを含め幾人かの人間が腰をおろしていた。
その場所はここを利用する人間がちょっと息抜きをしたり、簡単な打ち合わせに使う小さなスペースだった。

「なんだ?嬉しそうだな」
手にしたスマホを一心に見つめ目尻を緩ませてる顔にシヌが呟いた。


一瞬翳ったディスプレーに気づき、ふと顔をあげたミナム。
「ひゃっ、うわっ!」

がた---ん。
立ち上がった拍子に椅子がひっくり返り大きな音をたてる。

「シ、シヌヒョン、どしてここに…」

「どうしてって、何も言わないで出ていったおまえを探しに来たんだろうが…ミナム、大丈夫か?」

「だ、大丈夫…です
倒れた椅子を慌てて直しなぜかおどおどと後ろ手にする。
「なんだ?隠し事か?」

「ち、ちがっ違います。…あの、そのかく、そう…確認を」

「確認?食べ物のか?」

へっ...?

「おいしいケーキ屋でもみつけたのか?嬉しそうだったぞ」

途端、ぷくっと膨らんだ頬。
「ひ、ひどいです!ぼくってイコール食べ物なんですか?」

「じゃ、なんだ?」

「ぁ、その、それはスケ、スケジュ…確認を

「ふぅ---ん、そういう顔のおまえはいつもおいしいものを考えてるときだけどな~」

「シヌヒョンっっ!」

「し---。周りの人に迷惑だろ?
本当にスケジュールなら見せてみろ?おまえがそんな顔する仕事、興味湧く!」

「や、だめ…!こ、こじ…ぼ、ぼくのこじん的な」
頬を赤らめ必死な顔にくすっと笑った顔。
「わかったよ、ミナム。そんな必死になるなよ」

頭をぽんぽんと撫でて優しい眼差しを向けるのに、口をすぼめたミナムがごにょごにょ呟く。
「シ、シヌヒョン…ほ、ほんとは…み、ちゃい…ました、か?」

ん?
祈るような面持ちでぎゅっとスマホを握りしめるミナムに、
「見るもなにもミナム、慌てて隠しただろうが。なんだ?気になるな、やっぱり見せろ」

ほっとしたのもつかの間、慌てて首を横にふったミナム。
「ダメです!いくらシヌヒョンのお願いだからって!これだけはぜ~ったいに秘密、見せられません!!」
その剣幕にくいっと口角をあげたシヌが笑い出す。

「秘密?そうか、しようがないな。
でもな~残念だな、せっかくご褒美もってきたのに…」

「ごほうび?…」
きょとんとする顔の前に差しだしたのは…

「あ~~!ストロベリークリーム フラペチーノ!!」

「しっ!声大きいぞ!」

「だっ、だってそれすごくおいしくて、ぼくまだ一回しか。
季節限定で…ぁ、それも、すごっ、アポロ~。
シヌヒョン、それ…て本当に、あの…ダメ?
尻尾をしきりにふっておかわりをねだる子犬のように、目をうるうるさせて頼むミナムに、
「わかったよ、心配するな。やるよ、元々はおまえに買ってきたんだ。
さっきのアクシデント動じずやってのけたからな、ほら!!」

途端、顔をくしゃくしゃにし嬉しそうに笑う顔。
「おまえのことだ、はぁ〜、うわっ、すごっ!っていつものオーバーリアクション王になるんだろ。
室長がもうすぐ迎えにくる、控室に帰るぞ」

「はい!」
慌ててスマホをポケットに突っ込み、受け取ったストロベリークリーム フラペチーノに満面な笑みを浮かべたミナム。
その顔に笑みを浮かべたシヌが歩き出すと、機嫌よさげな子犬のようにとことこ歩き出す。









その二人のやりとりをずっと眺めてた人物がいた。
「先生~!聞いてます?もういい加減、さわりの部分でいいので書いてくださいよ。
何度もクライアントから催促が来て、その度にごまかさなきゃならない僕の立場を…」

「ね、あの二人って?」

「はぁ?ぁ、さっきのですか?
知らないんですか?もぉ---これだから先生、何年この世界にいるんですか?
デビュー当時イケメンだけのバンドだって騒がれてましたが、今じゃ世界中に何十万ものファンが…」

「そんなの知ったことじゃないわ?私が知りたいのはあの二人の名前…」

「だから、今じゃ超がつく大人気ロックバンド、A.N.JELLのメンバーの2人です。
背の高い方がギタリストのカン・シヌ。
彼が微笑むと女性の誰もがノックダウンするってぐらい有名で、別名『微笑みの王子』って言われてます。
で、その逆がリーダー、ファン・テギョン!彼はクールなブラック王子…」

「そんなのどうでもいいわ、で、あの華奢な子は?」

「あ---あの子はコ・ミナムって言って、ちょっと前に加入した子です。
線が細くて中世的に見えるから一見女のように見えますがれっきとした男…」

「ぇ?…男?女じゃなく?」
目を見張った女性に、

「えぇ、そうですよ。A.N.JELLはボーイズ、いやもうボーイズじゃないな…れっきとした男性4人のロックバンドです。
あと一人はまぁとにかく明るいドラムのジェルミ。
そんなことより先生なんとか…」

「決まった…」

は?

「ふぅ~ん、おもしろそうなものが書けそうだわ、愉しみ~。
と、こうしちゃいられない、あなたしっかり働いてね。
なにがなんでもスケ押さえること、いい、わかった!」

呆ける男性に、その女性は面白げにふふん…と鼻をならし、にやりと笑った…







*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*





「アン社長、今なんていいました?」

「すごいだろ?」

「待ってください、なにがなんでも早すぎます!入って間もないあいつにそんな…」

「は?なにを言う、シヌ。
向こうから舞い込んできたラッキーカードだ!
それをみすみす逃すような甘ちゃんじゃないぞ!俺は。
それに担当するのはかの有名なあの作家先生と来てる。あっちからたっての頼みなんだ」

「あいつ、ミナムをですか!」

大きく頷く社長に、
「だからって、いきなり一人で……」

「はぁ?なにもミナム一人でなんて言ってないだろ?だからお前に一番先に話をしたんだ」

怪訝気なシヌに、したり顔のアン社長。
「ミナム一人でなんて無理だってことは俺だって百も承知だ。
来たんだよ、二人一緒にオファーが」

「俺も?」

「あぁ、なんでも作家先生のたっての希望らしい。
ジェルミとテギョンもカメオ出演を考えていると言ってた。
だがあくまでもおまえとミナム、二人にお願いしたいと」

「俺とミナムに……なぜ?」

「なぜ?そんなこと知らんよ、俺は…。
カムバック活動も成功に終わった。
4人バラバラでって思ってた矢先だが…ミナムにもいい機会だ、出ろ!」

「社長…」

「シヌ、おまえと一緒ならミナムは戸惑いながらもOKする、おまえを1番に頼ってるからな。
たった1つだけ向こう側が提示してきたことがある、それは………………」声を潜めたアン社長。


「それってどういう…」

「さぁ~な。ま、ミナムを頼んだぞ、シヌ」
満足げなアン社長の顔を眺めながら、愁いの表情を浮かべるシヌだった。









*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*







カシャカシャカシャ…
シャッター音がひっきりなしに鳴り続けるその場所を見つめ、緊張のあまり足がすくみ動けずにいるミナムがそこにいた。

『ど、どうしよう…』
後ろからそっと両肩を叩いた人物。
振り返ったミナムに、
「どうした?今にも死にそうな顔してるぞ」

緊張のあまり青ざめてる顔。
「だってシヌヒョン…あんなに…」
目を向ける先は大勢のカメラマンがミナムらを待ち受け、ひな壇上には既に層々たる俳優陣が座っている。

耳元でシヌが囁く。
「いいか、肩の力を抜け、ミナム。あっちが芝居のプロなら、俺らは音楽のプロ。
真っ向勝負しようなんて思うな、そんな器用な奴なんてどこにもいない」

「そんな、シヌヒョンは今まで何度も…」

「おまえが知らないだけだ。今まで何度監督に『下手くそ!カン・シヌ!』って台本で叩かれたもんだか…」

「下手くそ…」
くすっと笑ったミナムの頬っぺを両手でむぎゅむぎゅとつねったシヌ。

「いたっ、いたた…シヌヒョンいた~い」

「今おまえ、笑ったよな。
言っとくが主役は俺だ、俺の緊張をおまえがしてどうする?
俺と一緒にでるだけだ、おまえは。
気持ち的には俺よりもずっと楽なはずだ!」

「シヌヒョン…でも緊張?

「あぁ、悪いか?なんならここで俺の心臓の音聞かせてやろうか?」

シャツのボタンを今にも外しそうな勢いに、慌ててミナムが首をふった。
「そ、そうでした。ぼくは、下っ端の下っ端で……ごめんなさい、シヌヒョン」

わざとむすっとした顔を作り、
「わかったなら、おまえができる一番はなんだ?」

「そ、それは…」

「やってみろ?」

おずおずと浮かべた笑顔。
途端、シヌの目が緩んだ。
「できるじゃないか、そうやって笑え。
あそこはおまえが考えるような怖い場所じゃない、いいか?」

シヌの茶褐色の目を見つめこくりとミナムが頷く。
「ミナム、おまえと俺が笑う顔にあそこの人間がどれだけ笑ってくれるかゲームしよう」

「ゲーム?」

「あぁ、負けた方がこの仕事が終わるまで勝ったほうの言うことを聞く。
もしも俺が勝ったら、そうだな…ミナム、風呂で俺の背中を流すこと」

「ひぇっ…あの?それって…シヌヒョン」

みるみる真っ赤になったミナムに顔を近づけ、
「いいか、終わるまで毎日だ。それが嫌なら目一杯に笑え、手加減しないからな」

むっとした顔が、
「じゃ、シヌヒョン!もし…もしもぼくが勝ったなら…ぼくの言うこともきいてくれるんですか?」

「あたりまえだ、なにがいい?」

煽るようにニヤニヤ笑う顔に必死に考え込んでいた顔が唇をひくつかせ、
「じ、じゃ、じゃ~毎日【 フラペチーノ】買って、買ってくれますか!」

『おまえ…』
目をくりっくりにして言うミナムに一瞬空いた口がふさがらず、笑いたいのを必死に堪え
「あぁ、いいぞ。一個と言わず好きなだけ買ってやる」

途端、にっこり笑った顔。
「やったぁ---!!ぼく、頑張ります!」

ひな壇に顔を向けたミナムが、気合を入れる為か自分の頬をパチンと両手で叩いた。
そんなミナムを目じりを緩ませて隣りで見つめるシヌがいた。
『頑張れよ、おまえなら必ずできるはずだ』







今をときめくA.N.JELLのメンバーが2人も出る新作ドラマの発表会は無事盛況に終わった。
共演する面々やスタッフ達に頭をぺこぺこ下げていたミナムがようやくふぅ---と息をはいた。
「はぁ---、終わった。緊張したぁ---」

ミナムの隣りに立ち、一緒に挨拶をしていたシヌが頭を何度もくしゃくしゃっと撫でまわす。
「頑張ったな、えらかったぞ~ミナム」

「もぅ---シヌヒョン、やめてください!ぼく子どもじゃありません!」

「約束通り、帰りに【 フラペチーノ】買ってやる、イチゴがいいのか?それともフルーツオン-トップヨーグルト か?」

ほけっとなってるミナムが「勝ったんじゃありません、ぼく。シヌヒョンすっごく皆さんが笑ってて…」

「いいんだ、初めてだったろ?こんなこと」

「そんな……」




「お話し中のところ、ごめんなさい」

シヌとミナムの会話に割って入った女性。

困惑するミナムにシヌが女性に頭を下げた。
「これからよろしくお願いします」

えっ…
きょとんとするミナム。

「ミナム、黙ってないで挨拶しろ。ドラマの脚本を書く…」

「ナ・マリ、よ。
本当は私、こういう騒々しいとこ大っ嫌いなの。
でもあなた達に会えると思って…ね、久しぶりだわ、こんなとこ」

眉間に皺を寄せ、う~んと考えてこんでいたミナムがはっとして呟いた。
「あの、まさか、どこかで会ったことあるって思ったら…あのときのおば、ぁ、いえ、すみません…
先生なんですね。
あのときは申し訳ありません、だいじょう…ぶでした?」

くくっと笑った顔が楽しそうに言った。
「感謝してるのよ、あなたに。
あれがなかったら、この話は書けなかったから。
だからよろしくね!」

あわあわするミナムが
「ぼ、ぼく…あの、お芝居って初めてで…。
みんなの足を引っ張らないよう一生懸命、頑張ります!!」
と深々頭を下げた。

「いえ、あなたは頑張らなくていいのよ」

「えっ?」

ミナムへ微笑んだナ・マリ女史。
「コ・ミナム…くん?ね。あなたはそのままで…。
それがあなたが演じるキャラクターだから。

でも、こちらの…えっと、カン・シヌさん?
あなたには頑張ってもらいます。
ま、でも実のところは普段と変わらないかもね~ふふっ。じゃ、失礼します」
そう言って小さく会釈をし、マリ女史は去っていった。

「ナ・マリ女史、あなたいったい?」
マネージャーらしき男性と一緒に歩いていく後ろ姿を戸惑う表情を浮かべたシヌが見ていた。










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*拍手コメントのお礼* BITTER?SWEET?~①ある出会い…



こんばんは。


久しぶりに書いたシヌとミナムのお話。
BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ を読んでいただきありがとうございます。
あったか~い励ましのお言葉もたくさんいただき、ほっとしたのと嬉しさ倍増!
頑張って今回も書きますので…よろしくお願いします!!



2話目を途中まで書き上げたのですが…
う~ん、明日まで間に合いそうもなく、すみません。
明日が移動日なんです、まだ荷造りも終わってなくて。
今日もお仕事があって、う~ん。
そして、なんだか暑いっていうのを聞いてびくびくしてます。こっちは曇りの日が続いていて寒いんですよ。
とりあえずi Padを荷物のなかに入れたのでなんとかして更新できたらと思ってますが…ポチポチ打つのが結構大変なんで。
でもストレス発散の為にこつこつとやりそう?
出来上がりましたら更新しますが、もし万が一疲れ切ってしまって…な状態になってしまったらごめんなさい。





では、いただいたコメントのお返事です。







*ば〇〇り さま

いつもコメントありがとうございます!

>久々のミナムちゃん? 頑張ってるキミが好きだよ! 心配しているシヌヒョンの事、わかってあげてね。。。
はい、ミナムちゃん!!(笑)ですよ~!
あるきっかけで生まれたこのお話!
ここの二人は依然と変わらず状態です。

>コーディさんは何を企んでいるのでしょう(^O^☆♪
>どんな姿にさせられているのか....あんなの?こんなの?☆☆(*^o^*)☆☆
どうやらシヌは嫌々ながら風ですが、コーディは楽しそうですね。
メッセージを送信した先は、もちろんミナムなんですが、どうやら人には見せられないものらしい。
でもミナムはなにやら呟いてましたから…いいものであることは間違いないらしい。
どんなものが映っているかは、しばしお待ちくださいね!

>私だったら......妄想しながら、のんびり 続きを楽しみにしておきます。先ずは お仕事やっつけちゃってくださいね。
はい、たっくさん妄想していろんなシヌをお楽しみください。
フルコース満載の5日間、ぐったりするのは頭かからだか?
しっかりおいしい食事をとって望みたいです!それが唯一の楽しみかも( ´艸`)





*真○○ほ さま

いつもコメントありがとうございます!

>ポチポチ覗いていたり、大好きな「ミナムというきみ 編」を読み返して復習していたら・・・
>キターーーー!お話と。ちょっとテンション上がりました。
お待たせしてしまいごめんなさい、なかなかうまくまとまらず…こんなに間があいてしまい…。
キターーーー!と思っていただけて、ほっとしています。

>このお話シリーズも次回で最後かもと思いながら読んでいたのでまた続くかと思ったら正直少し嬉しかったです。
そうなんです、前回のお話の最後でそう書いたんですけど…。
書いてみたいエピを見つけ、もうちょっと…と私都合で今回は。
楽しんで読んでいただけるといいな~。

>「ミナム、おまえ寝てないだろ?目が真っ赤だ、徹夜すればできるってもんじゃない」
>徹夜明けは目が真っ赤になりますよね。
シヌもミナムもまだ若いですから…少々の無理は効くかと思いますが。
ミナムはどうも切羽詰まった感じで、シヌは心配です。
なんと、真○○ほさま、大丈夫ですか?
無理をせずにお医者様のいうことを聞いてゆっくりと治してくださいね!

>私には心優しいシヌヒョンはいませんが。中身の方の武道館行ったのでもう私は6月逢えないしと・・・
>ミナム君は体力つけなきゃね。
どんなときもそばにいる心優しきミナムの王子さま、ミナムは自覚なしですが…(笑)
ミナムは華奢なからだをしてますので…。
ご飯もスウィーツも大好きだけど、なかなか身にならない(ある意味羨ましい体質)

>「すごっ、かっこい…い、シヌヒョン」みたいです。私みたいです。年配の女性も気になる気になる。
はい、コーディが妙なメッセージの後に送ってきたもの。
どうやらミナムは大喜びしたみたいです。
コーディの言いつけ、ミナム守れるのか?ちょっと心配ですけど。
見たいですねよ、どんなシヌなのか!
私もみてみたい!ガン見してみたい( ´艸`)
ミナムがやはり一番でしょうが、しばしお待ちを~!!
出てきた女性…どんなかたなのか?
続きをお楽しみに!!










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BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ ①ある出会い…





BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️ ①ある出会い…









む-----っ。
眉間に皺を寄せ鍵盤を見つめる。
「ぁ、また遅れて…どうして…」

丸くなる背中と尖っていく唇。
もぅ---!!


ぴとっ。


ぎゃっ!
「冷たっ、なに?」
慌てて顔を上げたミナムに

「飲め」

「へ?」
きょとんと見つめる目。

「飲・む・んだ…」

瞬きを繰り返す顔に、有無を言わさず今度は額に押しつけた。
はぅっ。。
息をのみ「なっ、なにするんですかっっ、シヌヒョン!」

「飲めって言ってるだろうが…ったく」

頬を膨らませ不満気な顔。
「ミナム!」

「さっきも飲みました!」

尚もぐっと差しだされたのはお茶のペットボトル。
「あれはジュースだろ、どれだけ経ってると思ってる?」

視線を追い壁に向けられた目。
「あ?」
パチパチ瞬きを繰り返し「うそ!もうこんな…」

慌てて鍵盤に伸びる手をがしっと掴むと「休憩しろ、ミナム」

「だめです、もう少ししたらヒョンニムが…もうちょっとなんです」

「根のつめすぎだ」

「だって…」

「とにかく…少し休め」

「や!シヌヒョン離してくだ…」
「ミナムっっ!!」


「もぅやめなよ、二人とも!
どうしたの、シヌヒョン?珍しいよ無理強いするなんて…。
ミナムも意地を張らないで」

「い、意地なんてはってません!ぼ、ぼくは自分の役目を果たそうと思って…」

「ミナム、おまえ寝てないだろ?目が真っ赤だ、徹夜すればできるってもんじゃない」

顔色が変わったミナムが、
「そんな…できない、ぼくには無理だって、シヌヒョンはそう思ってるんですか!」
「そんなこと誰も言ってないだろ、少し気分転換…」
唇を噛みしめ涙で潤んだ目、興奮し赤くなった顔が睨むようにシヌを見据える。
「あともう少し…」


二人のやりとりに
「ミナム、シヌヒョンの言ってることもわかるだろ、すこしだけ休もう。
シヌヒョン、ぼくがいいっていうまでミナムに声をかけるのは禁止、いい?約束だよ」

「おい!どうして俺がおまえの…」


バタンっ。



「ぁ、おい!ミナム!!」
部屋を飛び出していったミナムを追おうするシヌをジェルミが止めた。
「あ~ダメだよ!シヌヒョン。
ごめん、あ~でも言わなきゃミナムはひかないと思ってさ。
しばらく放っておいてあげなよ」

尚も気がかりそうなシヌの顔に、
「てかさ、二人ともどうしちゃったの?
ムキになるミナムも珍しいし、あんな言い方するシヌヒョン…おかしい」
視線を避けるように横を向いたシヌ。
だが、じと-----っと重たく感じる圧力に、ふぅ---っとため息を漏らし、ぽつり…ぽつりと話し始めた。



「絶対にミナムには何も聞くな、いいな。
長い間、この世界にいる俺らと違って、あいつが加わってまだほんの少ししか経っていない。
まだまだわからないことも、たくさんあるだろう。
でもあいつはあいつなりに、精一杯、一生懸命にやってるのはジェルミもわかっているだろ?」

シヌの表情に何かを感じ、神妙な顔が頷く。
「あいつは人一倍責任感が強い。
自分は他人よりもずっと劣っている、俺たちの負担になりたくない、その思うあまりがむしゃらに必死になって…」

言葉を濁したシヌがぼそりと呟いた。
「おまえやテギョンには言ってなかったが…あいつ、前に一人で練習中に倒れたことがある」

「うそ!なんで言わなかったのさ!」

「戻りが遅くて心配になって探しに来たら…気を失ってtr。
慌てて救急車を呼ぼうとしたら、目を覚まして、大丈夫、ちょっとだけ疲れただけだって。
病院なんて絶対にいかないと駄々をこねた。
おまえらにも余計な心配させたくないから、黙っていてほしいと口止めされてた」

「ねぇ、まさか。どっか…悪いとか?」

「いや、念の為知り合いの医者に症状を話したんだ。
日常で、特段なにも症状がなければ一過性のものらしいから大丈夫だそうだ。
だがあいつの練習量ときたら半端ない、落ち着いてやればちゃんとできるのに、心配性の上極度のアガリ症ときてる。
食べることが大好きなあいつが寝食忘れるくらいに追い詰められると…からだに負担がかかって危ない。
誰かと一緒ならそれなりに食事もとるが、一人でスタジオに籠って練習しだすと没頭してなにも口にしなくなる。
それでこの間は…脱水症状を起こした」

「そっか。で、お茶?そういえばシヌヒョンは練習になるとお茶ばっかミナムに…」

「あいつは疲れてくると何も口にしなくなる、練習室は暑いだろ?」

し--んと静まり返った室内。
考え込んでたシヌが、やっぱり心配なのだろう、ドアへと向かう。



「シヌヒョン!」

放物線を描いて投げられたそれ。
「ミネラルと水分…しっかりとらせなきゃ。
シヌヒョンのことだ、今度はうまくやるでしょ、頼んだよ。あっ、でも無理強いしないで!」

にやっと笑ったジェルミに笑い返したシヌ。
「あぁ。悪い、もしもテギョンが…」

「任せといて!そっちはうまくやるから!」
親指を突き出したジェルミにシヌの顔が綻んだ。










「どうして上手く…。
ぼく…私ってほんと無器用。
でも、だからってなにもあんな言い方しなくたって…」

先ほどのシヌとのやり取りを思い出したのか、鼻がつ---んとしてくる。
歩いていた速さが徐々に早まり走り出す。
くぅ....ひっ....く。ど…して?
堪えていたのに漏れ出す声。



どんっ。


わっ。
きゃっ。



廊下の曲がり角で反対側にいた相手と思いっきりぶつかった。
どっし--ん。

いたたたた…
尻もちをつき小さなからだの主が呻いてることに気づいたミナムが
「すみません、ケガっ、どこかおケガは?」
のろのろ立ち上がる相手に手を差し伸べ、
「すみません、申し訳ありません…」頭を何度もさげ謝る。


「気にしないで。私もよそ見していたから…」
「でも…」
「大丈夫」
そう答えた人は金鎖がついたメガネをし肩には大きなバックを下げた年配の女性。
「あなたのほうこそ大丈夫?…涙?もしかしてぶつかった?バック?

慌てて頬を拭った手。
「ぁ、ぼ、ぼくは…大丈夫です。本当に申し訳ありませんんでした」
「ぼ…く?」
「気をつけます、申し訳ありませんでした。失礼します」
頭を下げ歩き出した背中をじっと女性が見ていたことなど、ミナムは知る由もなかった。









*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*




「お疲れ~」
「お疲れ様で~す」
スタッフ達が撤収作業を始め騒めくスタジオ内。


「カン・シヌくん、お疲れ」

「お疲れ様です、監督」

「悪かった、無理言ってすまなかった」

「いえ、仕事ですから…」

「いや~、でもよかった。きみは何を着ても似合うね~」
「いえ、そんな…」

「じゃ、またね」

「はい、お疲れ様です、ありがとうございました」
離れていった監督がスタジオの入り口付近で知り合いらしき人物と話し始めたのを横目で見ながら、シヌはほっとため息をついた。




カシャ、カシャカシャ…



視線を向けた先、シヌの顔色が変わった。
「撮るなよ!コーディヌナ」

若干睨むような目つきに、
「お疲れ。あら、な~に?
仕事ですから…な~んて、余裕のセリフ吐いてたくせに…」

「仕事だった…今はそうじゃない!」

「なによ!ちょっとぐらいいいじゃない、減るもんじゃなし!」

「誰が好き好んでこんなかっこう…」

「でもなかなか似合うわよ、それ!」

「俺はただのギ・タ・リストだ」

カシャ!!

「ヌナ、やめろ!」

「う~ん、かっこいいわ、やっぱり。ペンたちがみたら大騒ぎね〜」

「おいっ!誰にも言うなよ、このこと。
それより、今撮った写真消せよ!」

「はぁ--うるさいわね。ホント融通きかないんだから。
はい、消した、消しました!まっ新よ!」

「本当か?見せてみろ」
睨みつける茶褐色の目に、
「もぉ--疑り深いわね、消したって言ってるんだから全部消したわよ。
……いらないのはね

「なにか言ったか?」

「ううん、なんにも。私先に控え室いってるわね」

「ぁ、おいっ!」



スタジオを出たコーディが一人ほくそ笑む。
「こんな貴重なお宝写真、簡単に消すなんてするわけないじゃないの!ふふっ。
そうだ!いいこと考えた…うん、私ってなんて頭がいいのかしら!うきうきしちゃう!」

スマホを覗き込みニヤニヤしながらコーディが歩き出す。



*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*-* -*-*-*-*-*-*-*-*-*







「こ、ここら辺だったら…いい?大丈夫?」

そこはロビーの隅。
人目を憚るように周りを見渡してるミナムはラジオの収録を終えたばかりだった。
その日、4人は各々別の仕事が入っていた。
テギョンは新たなアルバムの件で音楽プロデューサーとの打ち合わせ。
シヌはある広告会社の撮影。
ジェルミはバラエティ番組の収録だった。

なんとか無事に一人での収録が終え、ほっとしスマホを覗くと2つのメッセージがきていた。
収録が終わりそっちに向かうから一緒にご飯を食べようというジェルミの誘いと、シヌの撮影についていったコーディからだった。
だが、その内容がどうみても怪しげな文面で、最初の一文に、

【極秘任務~まずは人気がないところへ移動せよ!】と書かれていた。

今から5分後にもう一度メッセージを送る。
それまで誰もいないところに移動しろという内容だった。


スマホを両手で握りしめ、ロビーをあたふた右往左往してたミナムがようやく死角になりそうな場所でスマホを覗きこんだ。
「ん…と、確かさっきは35分だったから…もうそろそろ?」

ぶ--ん。
「きたっ」
バイブが鳴った途端、タッチした指。


『1. 周りに人はいないか要チェック!』

きょろきょろ辺りを見渡し「大丈夫…」

『2. 絶対に声を出さないこと』

「…うん、コーディヌナ」

『3. 誰にもみせないこと!(特にジェルミには絶対みつからないこと!)』

「ジェルミ?どうして?でもヌナ、オンニが言うことだから…OKっと」

『4. 絶対ににやけない、堪えること。いい?これが1番重要よ』

小首をかしげながらも「はい、了解」




『ミナム、心の準備、OK?』

思わずごくりと唾をのみこんだ。




息を潜めて、そ---っと、そ-----っとスクロールする。
だが、なかなか思うものが出てこない
ディスプレイに合わせ ゆっくり、ゆっくりと視線が落ちていく。


と、その時。




あっ!


驚きのあまり大きく目を見開いたミナム。
ふと驚きの表情がす---っと消えたかと思うと。
何故か頬がうっすらとピンク色に染まった。


慌てて顔をあげ、心配げにきょろきょろ周りを見渡し息をつく。
そ〜っとまたディスプレイに視線を落とす。

..ふふふっ.....。
さっきよりほんのり染まった頬。
目尻が緩み、嬉しそうな顔に笑みが浮かぶ。


「すごっ、かっこい…い シヌヒョン」



スマホをいつまでも飽くことなく見つめ、幸せそうな顔のちょうど反対側。
ミナムからは死角になるそこで、さっきからじっとその様子を伺う人物がいた。
「確か、あの子……」



そんな人物がいることなど気づかず、しばらくの間 ず~っとスマホを眺めていたミナムだった。。。












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超…ご無沙汰してます(笑) ・・・お知らせ・・・




こんばんは。



ブログを更新するのは…
3週間ぶりでしょうか。
ご無沙汰してます。



長らくお待たせしてしまい、申し訳ありません。
♦︎ Black Eye ♦︎ に魅せられて・・・彼と彼女の場合。
を更新してから既に1ヶ月が過ぎてしまい。
ぼんやり日々を過ごしていたのではありませんが、なんだかあっという間に今日に至ってしまいました。
お話の更新がないのにも関わらず、毎日覗きに来てくださった方々、ありがとうございます。
なんとなく「待ってるよ!」と言われてるみたいで(勝手な解釈かもしれませんが)嬉しく思っていました。





そろそろ…やばいかな?
ということで、このまま書かなくなるのは…危機感を感じ、あるお話をまたマイペースになりますが始めたいと思います。



今度のお話の題名はね。



BITTER?SWEET? 子猫ちゃん、お好みは!?❤️
です!!


子猫ちゃん…
多分、あの子かな~と思うのですが(〃艸〃)ムフッ
どんなお話になるのやら?
更新の時間は、いつも通りのあの時間!
また読みにきてくださると嬉しいな~と心の中で切に願っております。




ではでは、お時間まであと少し。
もうちょっとだけ、お待ちくださいね!









以前いただいていた拍手コメントのお返し。
いただいた『は〇さま』、お返事遅くなってしまいごめんなさい







*♦︎ Black Eye ♦︎ に魅せられて・・・彼と彼女の場合。

>ジュノさんと、コーディの飲み比べ?凄そぅ〜…ジュノさん負けちゃったのね。
大人の二人ですが、常連さんが止めるのも聞かず勢いで始めてしまったのでしょうね。
ジュノは『絶対に自分が勝つ』相当の自信を持っていたのでしょうけど、負けたときはショックだったかと。
けれども約束は約束。
不本意ながらも、しっかり守り通そうとするけれど、その内容がね、コーディのことですから(笑)
腹の中はふつふつとした思いを抱えたジュノでしょうか(笑)

>ミニョちゃんのホットサンド、久しぶり!みんな大好きなんですよね〜
はい、久しぶりにみんなにリクエストしていただきました。
何年たっても、みんなの思い出には「めちゃくちゃに美味しかったミニョのホットサンド」として記憶に残っているのでしょうね。

>おっ⁉︎イケメンスタイリスト、ルーク・ラッセン。
>シヌさんの前でそんな話しちゃダメだって!シヌさんの目が怖い…
うふふ…ミニョは修行でボストンへ行きましたが、どうも周りがミニョを放っておかないみたいで。
なんだかシヌにしてみれば、危険がいっぱいのボストン生活に映ったかもしれませんね?
当の本人はシヌ以外は目に入らず全くの無自覚、それがミニョのいいところでもあるのですが、シヌにとっては大きな心配事にこれからもなりそうです。





*拍手コメントのお礼

>いつものことながら、私もジュノさんのお店のカウンターに座っていましたよ(笑)
ありがとうございます。
常連さんたちと一緒に美味しいコーヒーでも飲んでいただけてたでしょうか?(笑)

>ゴールデンウィーク…あの方のソロコンから、もう2年たったんですね。
そうですね、月日が経つのは本当に早いもので…。
あの場所に行ったことが、ここのブログを読んでいただいてる皆さまとの繋がりを深くできたきっかけになります。
は〇さまには、何度も声をかけていただき毎回楽しみに出かけていきます。
今後ともよろしくお願いいたします!










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《美男ですね》のシヌミニョが大好き!
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ミニョを一途に想う激甘なシヌが大好き!
いろんなふたりの話が主になります。